イチロー、再び！

　イチローの多才さが接戦で生きた。五回二死一塁では右中間を破る同点打。八回は内野安打で出塁し、グリフィーの二塁打で決勝のホームを踏んだ。しかし、勝利の立役者は「４つ（安打）にしたかったですね」と話し、報道陣を驚かせた。

　前日で連続試合安打が止まった。その翌日に３安打。気の早い向きは再び連続試合安打の夢を託そうとするが、本人はいつも通り冷静だ。「ゼロとか１（試合）の段階でそんな（連続試合安打に関する）ことは言えないでしょう。現段階でそれを言うのはちょっとオツム（頭）が悪い感じですよね」

　率直さと、とげのあるもの言い。グラウンドでの働きも含め、たった１日でイチローが“らしさ”を取り戻した。（産経ニュース2009.6.7）

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　ここからまた始まる！