期待の新星！

　若林は、４つあるロングホールすべてでバーディーを奪う理想的な展開でスコアを伸ばした。「一番得意な距離」というグリーン手前８０ヤード前後まで２打で運び、第３打でピンにからめる。「ショットの精度が上がり、常にピンを狙えるようになった」。プラン通りのスコアメークだった。

　「パー５をきっちり取れたのが大きかった。いい感じ」と若林は笑顔。

　この大会ではアマ時代の２００６年、第２日に首位を経験したが、最終的には８位だった。０７年、０８年は予選落ち。「だから、このコースには悪いイメージしかなくて。それを意識的に忘れて、頭の中をまっさらの状態にしてプレーするように心がけた」。精神面の切り替えがうまくいったのが好調の理由という。

　新潟県出身。６月９日に２１歳の誕生日を迎え「いろんな人からメールやお祝いをもらえて、うれしかった」と話す。

　最終日に最終組でのラウンドは今季３度目。単独首位にも「明日はビッグスコアを出す」と守勢に転じる気配はない。過去２度はいずれも優勝をつかみ損ねているだけに「今度こそ」の思いは強い。（産経ニュース2009.6.13）

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　はたして逃げ切れるかどうか？

　ショートゲームが鍵となる！