独特な女優、大原麗子逝去!
「すこし愛して、なが~く愛して」のCMで一世を風靡した女優、大原麗子さん(62)が東京・世田谷区の自宅で亡くなっているのを6日午後7時ごろ、警視庁成城署員が発見した。大原さんと連絡が取れず、心配した弟が警視庁に連絡し、成城署員が寝室で遺体を見つけた。病死とみられる。大原さんは、10年前から手足に力が入らなくなるギラン・バレー症候群を患い、表舞台から遠ざかっていた。昨年11月、サンケイスポーツの取材に「乳がんの手術を受けたし、うつ病にもなった」と涙声で明かしていた。
大原麗子さんは、最後まで女優魂を忘れない人だった。
昨年11月、彼女が東京・世田谷区の自宅ガレージで転倒し、右手首骨折などの重傷を負ったときのことだ。自宅のインターホン越しに直撃した記者の外見を、大原さんはズバリ言い当てた。
「20代後半ぐらいでしょ? 背はそんなに高くないわね。平均か、それより低いぐらい。体も細そうね」。驚く記者に、「ふふふ、防犯カメラは使ってないわよ。長年女優の仕事をしていると、声を聞いただけで、その人の“なり”が分かるの」と語った。
1999年に、急速に腕や脚の筋力が低下し、歩行障害などを引き起こす難病、ギラン・バレー症候群を発症。以来、仕事をセーブし、芸能界から遠ざかっていたはずの彼女の、衰えない女優魂に衝撃を受けた。
取材中、「どんな症状が出るんですか?」「どんな感じで辛いんですか?」と質問した際、「なんでそんなこと聞くの。おもしろ、おかしく書かれたくないの。同じ病気で苦しんでいる人がいるんだから」と声を荒らげたことがあった。
ただ、すぐに落ち着きを取り戻し、「本当は歩くのもやっとなの。でもね、それを公にすると、同じく闘病生活を送る人が不安になるでしょ。ペンの力って、すごく大きいものなのよ。お願いだから、いい記事を書いてね」と、言ったことが忘れられない。自身も辛いはずなのに、周りを気遣う姿勢に彼女の優しさを感じた。
闘病の話になると、乳がんやうつ病を患ったことも明かし、インターホン越しに何度も泣いていた大原さん。テレビで見ていたときのような、張りのある声は影を潜めていたが、きっと自身も早く芸能界に復帰できる日を願っていたに違いない。(産経ニュース2009.8.7)
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独特なオーラがある女優さんでした!
とてもさびしいですね・・・・
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