全米プロ選手権④
米ミネソタ州チャスカのヘーゼルティン・ナショナルGC(7674ヤード、パー72)で行われていた全米プロ選手権は16日、男子メジャー史上初のアジア人のチャンピオンが生まれた。最終日最終組のラウンドをタイガー・ウッズとともに回った韓国のY・E・ヤンがこの日2アンダー、通算8アンダーで優勝した。優勝賞金は135万ドル(約1億2800万円)。
3日目までトップを走っていたウッズはこの日、3オーバーとスコアを崩し、通算5アンダーで2位となった。今季4つのメジャー大会を終え、ウッズはついに1冠も得ることができなかった。石川遼は最終日を4バーディー4ボギーのイーブンで回り、藤田寛之とともに通算8オーバーで56位タイだった。
優勝の行方を分けたのは、8アンダーで並んで迎えた14番のミドルホールだった。ここでヤンは2打目を直接カップインさせるスーパーイーグル。何度もガッツポーズを繰り返し、吠えまくったヤンに対し、ウッズもバーディーを奪ったが、終盤にきてついに首位を譲り渡す格好になった。
17番ショートではともにパーパットを外し、1打差で迎えた最終18番ホール。決定的なバーディーパットを沈めて再びガッツポーズをみせるヤンのかたわらに、うなだれるウッズの姿があった。ウッズはこのホールもボギーとし、終わってみれば3打差。2打差をつけての首位で最終日を迎えながらの屈辱の逆転負け。それでも最後は笑顔でアジア人初のメジャー王者の手をとり、握手で勝利をたたえた。
ヤンの快挙以前にも、男子のアジア勢は何度かメジャー制覇に近づいたことがあった。
日本選手では青木功が1980年全米オープンでジャック・ニクラウス(米国)との激戦の末、2位になったのが有名。中嶋常幸は88年の全米プロで3位に食い込んだ。
71年全英オープンの呂良煥、85年全米オープンの陳志忠と台湾勢がともに2位と健闘。ヤンと同じ韓国勢では崔京周が5年前のマスターズで3位に入った。(産経ニュース2009.8.17)
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14番のチップイン・イーグルよりも18番の勇気あるセカンド・ショット!
完全にウッズを飲み込んでいた。
我慢し、パーを確実に取る、そしてチャンスと見れば果敢に
バーディーを狙う。すばらしいマネジメントであった。
次は1日も早い日本人のメジャー制覇だ!
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