鳩山内閣：１６年ぶりの政権交代、そして組閣！

　民主党の鳩山由紀夫代表は１６日午後の衆参両院本会議で首相に選出され、第９３代、６０人目の首相に就任する。鳩山氏は直ちに首相官邸に組閣本部を立ち上げて１７人の新閣僚を発表する。皇居での親任式、認証式を経て、民主、社民、国民新党の３党連立の鳩山政権が発足する。非自民勢力による政権交代は平成５年の細川政権以来、１６年ぶりのことだ。

　鳩山氏は１６日午前の参院議員総会で「試行錯誤の連続で失敗があるかもしれないが、国民の期待に応えなければいけない」と述べ、協力を訴えた。

　鳩山氏は夕方には首相として就任記者会見を行う。各閣僚も、深夜にはそれぞれ首相官邸で初の記者会見を行う予定だ。

　１６日午後の衆院本会議では衆院議長に民主党から横路孝弘副議長、副議長に自民党の衛藤征士郎元防衛庁長官をそれぞれ選出。衆院の議院運営委員長は松本剛明前政調会長が就く。

　続いて衆参両院本会議で行われる首相指名選挙では、鳩山氏が民主、社民、国民新党の指示を受け、１回目の投票で過半数を獲得する。自民党は、麻生太郎総裁の後任を選ぶ総裁選挙が２８日に行われることから、代わりに若林正俊両院議員総会長に投票する。公明党は自民党との連立を解消し山口那津男代表に、共産党は志位和夫委員長にそれぞれ投じる。

　このほか、防衛相に北沢俊美副代表、経済産業相に直嶋正行政調会長、農水相に赤松広隆選対委員長、環境相に小沢鋭仁国民運動委員長、国家公安委員長・拉致担当相に中井洽元法相、原口一博衆院議員の総務相が就任する。

　内閣官房副長官のうち事務方として瀧野欣彌総務事務次官、参院から松井孝治参院議員の起用を固めた。衆院からは松野頼久衆院議員の就任が決まっている。

　連立を組む国民新党の亀井静香代表は党が重視する郵政見直しを進めるため郵政・金融担当相に就く。社民党の福島瑞穂党首は消費者行政・少子化・男女共同参画・食品安全相が決まっている。（産経ニュース2009.9.16）

１６日中に発足予定の鳩山由紀夫内閣の顔ぶれが固まった。各閣僚は次の通り（敬称略）。

【首相】鳩山由紀夫

【副総理兼国家戦略局担当相】菅直人

【総務相】原口一博

【法相】千葉景子

【外相】岡田克也

【財務相】藤井裕久

【文部科学相】川端達夫

【厚生労働相】長妻昭

【農林水産相】赤松広隆

【経済産業相】直嶋正行

【国土交通相】前原誠司

【環境相】小沢鋭仁

【防衛相】北澤俊美

【官房長官】平野博文

【国家公安委員長】中井洽

【消費者行政・少子化対策・男女共同参画・食品安全担当相】福島瑞穂

【郵政問題・金融担当相】亀井静香

【行政刷新相】仙谷由人

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　久しぶりの政権交代（１６年ぶり）

　本当に日本の政治は変わるか？

　しかし、総務の原口、厚生労働の長妻、国土交通の前原が注目だ！