【大相撲】千代大海、晩節汚すも強烈な輝き「悔いありません」
入門前は札付きの問題児で、母の美恵さんが頭を下げて少年院行きを免れたこともあるという。リーゼントでこめかみにそり込みを入れ入門を志願。師匠となる九重親方(元横綱千代の富士)に「ちゃんとした格好で出直せ」とどやされた話はよく知られている。
しかし、けんかに明け暮れた少年時代に培った闘争心は、相撲にうってつけだった。大関昇進後も「四つに組んだら序二段、三段目」とジョークを飛ばしていたほどの突き押し一辺倒の相撲スタイルで、出世街道をばく進した。
ハイライトは、初優勝と大関昇進を決めた平成11年初場所だった。14日目に貴乃花、千秋楽の本割で若乃花を圧倒。若乃花との優勝決定戦では同体取り直しの末に賜杯を抱いた。怒濤(どとう)の“横綱4連戦”はファンの記憶から消えることはない。
だが最大の武器である突き押しはもろさも伴った。史上最長の大関在位65場所の功績を築きはしたが、かど番が史上最悪の14度。けいこ不足のつけで近年は優勝争いに絡めず、昨年春場所では皆勤しながら大関として最悪の2勝という醜態をさらした。
大関としての評価は相半ばする。ただ、本人は完全燃焼したという充実感で満ちている。土俵への別れの言葉は「関脇に落ちても相撲を取らせてもらい感謝している。悔いはありません」。涙はなかった。(産経ニュース2010.1.13)
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昭和の匂いのする力士であった。
親孝行を常々、口にしていた。
中学時代の非行で相当親に迷惑をかけたらしい。
また名物力士が引退した。
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どこかしらあなたに似た性格ですね。
投稿: ぼいんこ | 2010年1月23日 (土) 16:56