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2010年1月19日 (火)

【プロ野球】「おれには守るものがないからな」評伝・小林繁

 プロの投手として、1人の男として「格好いい」の言葉がよく似合った。白いキャンバスに絵を描くように、小林さんのマウンドは1球目から計算されていた。イニングのはじめに彼はマウンドでよくスコアボードを見つめた。何を見ているのか。素朴な疑問に「この回は誰にヒットを打たせればいいか考えているんだよ」と答えた。

 また格好つけて…。「投手が避けなければいけないこと。それは3番、4番の前に走者を出すこと。逆にいえば3番、4番からはじまるようにすればいい。そのためには、誰かにわざとヒットを打たせることもある」

 格好よすぎるよ、コバさん。そんな彼が素顔を見せたときが1度だけあった。引退する前年の1982年暮れ。小林さんは5歳になった息子をはじめて鳥取の実家に連れて帰った。

小林夫婦は数カ月前に離婚が成立し、「子供たちは小林姓を名乗ること」で決着していた。どうして離婚したんだろう。素朴な疑問。はじめは「大人の事情」と言って黙っていた小林さんが、その“事情”を話し出したのは枕を並べて寝はじめたときだ。

 「浮気がばれたんだよ」「シラを切らなかったの?」

 「認めた。正直に言えば、わかってくれると思ったんだ」「分かるわけないでしょ」

 「そうなんだ。大泣きして、娘と息子を連れて実家に帰ると言い出すし。あしたから宮崎キャンプだったし『宮崎から電話する』と言って、おれが家を飛び出した」

 「宮崎から電話しなかったの?」「宮崎へは行けなかった。あの騒動で…」

 翌日、羽田空港から小林さんは連れ去られ「江川騒動」の渦中に飲み込まれた。夫人への電話もできず、話し合う時間もないままに…。あの騒動で小林さんは超一流の選手になった。が、その裏で大きなものを失っていた。

 「おれには守るものがないからな」。83年、13勝を挙げながら小林さんはユニホームを脱いだ。惜しまれながら。「男の美学」とも言われた。だが、本当はもっとボロボロになるまで投げたかった。ただ、投げる理由、守るものがなかっただけ。

 格好よかったよ、コバさん。  (産経ニュース2010.1.18)

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 しかし早すぎる!

 当時、本当に好きな投手であった。

 また昭和の侍が消えていく!

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