1974年(昭和49年)3月10日に小野田寛郎少尉が帰還!
今から36年前、昭和49年の今日 3月10日にフィリピンのルバング島で救出された元日本兵だ。昭和49年というと戦後29年目。実に終戦から30年間、島に潜伏して、生きてきたということである。陸軍に招集された後、軍の情報学校、いわゆるスパイ養成機関だった陸軍中野学校二俣分校へ入校し、「最後の一人になっても生き残れ!」と教育されてい
た。昭和19年にルバング島に着任。昭和20年に島の日本守備兵全滅とされた後も生き続ける。スパイ教育を受けているだけに、終戦も信じることなく2名の同僚兵士と一緒に暮らす。日本の捜索隊は何度も島に入ったが、出てくることはなかった。しかし、一緒だった2名は昭和29年と昭和47年に死亡してしまった。小野田氏は、昭和49年に日本人冒険家によって発見され、その時の写真が動かぬ証拠となります。戦時中、上官であった谷口元少佐が現地で戦闘命令を解除し、ようやくの帰国となった。この時もまだ眼光鋭く、戦っている姿そのままだったそうだ。
それにしても、30年間、島の自然の中にいて、ほとんど自分たちの力だけで生きてきたというのは、すごいことだ。この間の食料は、島内の野生牛を捕獲して乾燥肉にしたり、椰子の実を拾い食いしていたそうだ。またかき集めた部品でラジオを作って聞いていたそうだ。今年88歳になる小野田氏。子どもたちに「自然の大切さ」や「自然の恩恵」を理解し、一人ひとりが生きる目的を見つけ、その目的に向かって突き進む強固な意志を持つ、そんな「逞しい真の日本人」に育って欲しいと願い、特別授業を行っているそうである。
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