決算書はここだけ読め!(前川修満)
せめて決算書ぐらい読めたら、と願うビジネスマンは多い。だからこそちまたには会計の入門書があふれているが、たいてい読めたものではない。簿記の原理や勘定科目など複雑なことが難しい用語で書いてあり、面倒なのである。 本書も、そのたぐいかと思ったら、違った。本当にわかりやすい! この手の本で初めて最後まで読み通した。なんだか、うれしい。 発想がいい。そばの作り方がわからなくても、そばを賞味できるように、何も決算書を作れなくても決算書は読めると宣言。作るための枝葉末節な知識は基本的に排除し、企業の経営状態を読むための“秘伝”の紹介に徹した。プロの会計士でも、決算書は必要なところだけ拾い読みするという。秘伝といっても簡にして要を得ている。(講談社現代新書、720円)(鵜) むずかしいことは、わからなくたっていい!人気セミナーの講師が、資産・費用・負債・資本・収益をすばやく読みとるメソッドを伝授する。 |
[目次] |
« 【大相撲春場所】一人横綱の責任全う “白鵬時代”の到来告げる | トップページ | 軽子坂の桜 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 東條英機 「独裁者」を演じた男(一ノ瀬俊也著)(2021.02.03)
- 東大出てもバカはバカ(豊田有恒著)(2021.02.01)
- 完全保存版 昭和の「黒幕」100人(別冊宝島編集部)(2021.01.31)
- 悪名の棺 笹川良一伝(工藤美代子著)(2021.01.28)
- くじけてなるものか 笹川良一が現代に放つ警句80(工藤美代子著)(2021.01.26)
コメント