【探訪】富山県高岡市・雨晴海岸 波間に映える3000メートルのシルエット
夜明け前、真っ暗な海岸線には波の音以外、何も聞こえない。徐々に陽が昇りはじめると、遙か海の向こうに立山連峰の稜線(りょうせん)が浮かび上がった。富山湾の波音を聞きながら北アルプスのシルエットを眺めていると、アンバランスさから不思議な感覚を覚えた。
富山県高岡市の能登半島国定公園の雨晴(あまはらし)海岸。空気の澄んだ日には、富山湾越しに直線距離で約60キロ先の北アルプス立山連峰が望める。岩礁と白い砂浜、それに青松が続く雨晴海岸は、万葉の歌人・大伴家持が多くの歌を詠んだ絶景だ。
富山は標高1千メートル以上の高地が県の面積の25パーセント以上を占め、平均標高も600メートルを超える。こんな「山岳県」にもかかわらず海に面しているのが特徴。元々は、富山湾の海底から北アルプスの頂上まで一気に盛り上がる、急傾斜地が延々と続いていたとされる。
長い年月をかけて、海面付近には扇状地が形成され平野に。こうして、海抜0メートルから3千メートル級の峰々が間近に見られる特殊な地形が出来上がった。砂浜から見上げる立山連峰の主役は剣岳(2999メートル)。昨年公開された映画「劔岳 点の記」で注目を集めた、登頂には困難を極める山だ。
海岸を訪れていた愛知県蒲郡(がまごおり)市の廣中照憲さん(62)は「4度目だけど今日の景色が一番。剣岳にも登ったが、波の音を聞きながら見る山も、ひと味違っていいね」と山頂を見上げた。
アルプス後方から太陽が完全に顔を出した。そそり立つシルエットは、雪を被った白く美しい立山連峰へと姿を変えた。(産経ニュース2010.3.28/写真報道局 桐山弘太)
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