「総理としてみっともない。小学生じゃないんだ」石原知事が普天間移設で苦言
鳩山由紀夫首相は4日、米軍普天間飛行場の移設問題に関し「昨年の衆院選当時は、海兵隊が抑止力として沖縄に存在しなければならないとは思っていなかった。学べば学ぶほど(海兵隊の各部隊が)連携し抑止力を維持していることが分かった」と記者団に述べた。また、昨年の衆院選で沖縄県外、国外移設を主張したことについて「自身の発言に重みを感じている」とも語った。
■在沖縄米海兵隊 米軍の第3海兵遠征軍の中核。沖縄県によると、在沖米軍の6割近くを占め、兵員約1万2千人が駐留。司令部はキャンプ瑞慶覧(沖縄市など)に置かれている。砲兵部隊を含む第3海兵師団、第1海兵航空団、第3海兵役務支援群などで構成。キャンプ・ハンセン(金武町など)には地上部隊が駐留し訓練場も備える。沖縄県によると、普天間飛行場(宜野湾市)には固定翼機16機、ヘリコプター36機の計52機を配備。朝鮮半島や台湾海峡での有事をにらみ、中東にも出動する。(産経ニュース2010.5.4)
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東京都の石原慎太郎知事は13日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐる鳩山由紀夫首相の言動に「一国の総理がみっともない。小学生、高校生じゃない」と述べた。
石原知事は都庁で開かれた9都県市首脳会議後、報道陣の取材に応じ、鳩山首相が同日、全国知事会の麻生渡会長(福岡県知事)に対し、普天間飛行場の訓練を全国の自衛隊基地に分散する方針に理解を求めたことに言及。「日本は縦に長い国土。地政的な条件というのは当然ある。どこでも置けばいいというものではない」とした。
また、鳩山首相が4日の沖縄訪問時、「学べば学ぶほど米海兵隊の抑止力が分かった」と述べたことに、「『勉強したら初めて知りました』みたいなことを一国の総理がいうのはみっともない。小学生、高校生じゃないんだ。世界中があきれる。このごろはジャパン・ディッシング(さげすむ)だってさ。残念だね」と述べた。(産経ニュース2010.5.13)
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この発言は完全にアホだ。問題外だ。海兵隊は「攻撃力」であるから「抑止力」になること、そして日本は憲法上「攻撃力」を保持してはいけないということである。実際にはベトナム戦争や中東での紛争等に海兵隊が出動しているので明らかに海兵隊は防衛のためではなく、「攻撃のための軍隊」だ。攻撃力のある軍隊が沖縄に駐留していることで、日本は北朝鮮や中国などの周辺諸国に対して間接的に抑止力を持ているのだ。そして自衛隊は日本国憲法上「攻撃力」は持てないのだ。そこに沖縄に基地があることに意義があるんじゃないか。
そんなことも知らなかったのかよ。
いや、トボけたのか。
おそらく米国はビックリしたことだろう。
海兵隊が沖縄にいないと困るのは日本なんですよ
これで米国側は完全に鳩山と小沢を信用しなくなっただろう
お粗末な国家になってしまった
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