【女子ゴルフ】申ジエ、米ツアー賞金女王の底力 ボギーなしで逆転Ｖ

昨季米ツアー賞金女王の底力を見せつけた。短いパットを沈めた３、４番のバーディーで「優勝のにおいがした」と申ジエ。一度もスコアを落とすことなく首位に迫り、ひっくり返した。

　　「いつも考えるのは、優勝よりもピンチをしのぐこと」。１６番で５メートルのパーパットを沈めて派手に右こぶしを振り下ろし、１７番のバーディーで優勝をほぼ決めた。今季ここまで日米両ツアーで６度トップ１０入りしながら、優勝には届かなかった。「優勝圏内にいてもなかなか勝てず、少し焦っていた」と打ち明け、安堵（あんど）の笑みを浮かべた。

　第１日の１０番を最後にボギーはなし。正確なアイアンショットと勝負強いパッティングでとにかく安定感が抜群。ロレーナ・オチョア（メキシコ）の引退で、世界ランキング１位の座も目前だ。「アジアで初というのは意義があること。しかし、そこから始まる重圧や悩みもある」。現実的となった「世界一」の称号に表情を引き締めた。（産経ニュース2010.5.2）

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

　完璧なアイアン・ショット

　さすが世界ナンバー1

http://www.golfdigest.co.jp/magazine/tournament/players/setting/tse0000000217.html