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2010年6月 1日 (火)

昭和天皇論(小林よしのり著)

内容(「BOOK」データベースより)

没後、21年を経て、昭和天皇が甦る。失いすぎた我々が今、求めているのは、まさにこの巨人ではなかったか―。大ベストセラー『戦争論』の続編にして『天皇論』の前編であるばかりでなく、日本と日本人を束ね、戦後65年をゼロからやり直すよすがとなる「象徴」を描ききった、小林よしのり畢生の巨編。
天皇は実は類稀な「政治家」であった。ポツダム宣言受諾(敗戦)の決定は名実共に天皇の「聖断」で決まった。それには天皇がとられた鈴木貫太郎首相と、また阿南陸相とは結果的に、極めて密接かつ「政治的な」共同作業のなせる業であった。さらに、共産主義=ロシアに対する強烈な危機感と自由社会を守るという揺るぎなき信念を帯して日米安全保障、沖縄の潜在主権を確保したのも、実は天皇の深い思想的、政治的手腕に負うところが大きかった。戦後の全国御巡幸には涙無くして読めぬ部分も。都合8年半、全行程3万3000キロに及んだ。さらに「玉音放送」、「人間宣言」、「戦争責任」など感銘受けること多し。必読の書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

小林 よしのり
昭和28年、福岡県生まれ。昭和51年、大学在学中に描いたデビュー作『東大一直線』が大ヒットする。平成4年「ゴーマニズム宣言」の連載がスタート

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