【プロ野球】４５０号放ったアニキ・金本、次の目標は…？

　阪神の金本が、史上１３人目となる通算４５０号本塁打を放った。４点を追う八回２死一塁。代打で登場し、松岡の投じた直球をフルスイング。打球は、右翼席に突き刺さった。

　だが、記念の花束を受け取っても笑顔はなかった。ヤクルトに連敗し、「きのう打ちたかった」。前日、同点の七回１死満塁で三振。チームが勝てなかったシーンが脳裏をよぎった。

　メモリアルアーチは焼け石に水の一発だったが、広島時代の２年目、１９９３年９月の初本塁打から、足かけ１８年。史上最年長の４２歳２カ月で達成した金字塔に変わりない。

　「僕の打撃をつくってくれた監督や打撃コーチ、打撃投手の方や、球拾いをしてくれた裏方さんにも感謝しなければいけない」。神妙に話した金本の次なる目標は、先発復帰。

　いまのところ、早くて７月下旬の球宴明けとみられる。マートン、ブラゼル両外国人が「金本の穴」を埋める以上の働きをみせているが、「打撃の調子はよくなったり、悪くなったりするからね」と真弓監督。指揮官も一日も早い「鉄人」の完全復帰を願っている。（産経ニュース2010.6.27）

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　鉄人アニキはどこまで行く