「はやぶさ」人気で宇宙予算再検討 仕分け軌道修正
7年間の宇宙の旅を経て13日に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」について、蓮舫行政刷新担当相は15日の記者会見で、はやぶさ後継機を含む宇宙開発予算の削減を求めた昨年11月の事業仕分け判定を再検討する考えを示した。あまりの“はやぶさ人気”に配慮した形だが、蓮舫行政刷新相は仕分け人として知られる。識者からは「成果だけをみて見直しとは…」と、科学技術全般への姿勢を問う声が上がっている。
蓮舫行政刷新相は会見で、宇宙開発予算の仕分けについて、「何が何でも守るべきものではない。いま一度、議論の流れを確認している」と述べた。
はやぶさの後継機となる「はやぶさ2(仮称)」の開発は、文部科学省が平成22年度予算で約17億円を概算要求したが、民主党への政権交代に伴う歳出見直しで5000万円に減額。さらに、昨年11月の事業仕分けで3000万円にまで縮減された。
しかし、はやぶさが幾多のトラブルを乗り越え、帰還の途に着くと、けなげな姿に全国で人気が沸騰。はやぶさは13日に無事帰還し、自身は燃え尽きながらもオーストラリア南部に小惑星「イトカワ」の土壌が含まれる可能性があるカプセルを投下し、回収された。
この快挙に、予算を減額したはずの民主党政権も大喜び。菅直人首相は「日本の技術を世界にアピールし、励みを与えた」と絶賛し、仙谷由人官房長官も「幾多の困難を乗り越えて勇気や夢、希望を与えてくれた。世界に冠たる快挙を喜びたい」とたたえた。
ただ、関係者からは予算を切り詰めた民主党・事業仕分けと、はやぶさの成果との整合性に疑問の声が上がっていた。
川端達夫文部科学相も15日の閣議後の記者会見で、23年度のはやぶさ2の開発予算を概算要求で増額する考えを示唆。22年度の減額の経緯を「はやぶさがどうなるか若干の不安があった。結果を見ながら考えようということだった」と説明した。
仕分けの再検討について、科学技術開発に詳しい角南(すなみ)篤・政策研究大学院大学准教授は「予算削減の見直し自体はいいことだが、『みんながすごいと言ったから見直す』では困る」と批判。「科学者が成果を出すには膨大な試行錯誤が伴う。成果だけで判断するのでは、科学者の挑戦への気骨、矜持(きょうじ)を踏みにじっていないか」と疑問を呈する。
回収されたカプセルにイトカワの土壌が含まれているかはまだ分かっていないが、角南准教授は「採取できていなかったら今回の偉業は無駄なのか。国家全体で資源配分をどうするか、科学技術をどう位置づけるかという視点で科学プロジェクトを精査すべきだ」と要望している。(産経ニュース2010.6.15)
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ご都合主義かよ
しかし、誰かこの女をなんとかしてくれ
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