【W杯】泣くな駒野! 長谷部「PKは時の運」、闘莉王「最高の仲間たち」
【プレトリア=白岩賢太】120分の死闘の後に運命のPK戦。パラグアイの5人目の選手が放ったシュートが決まり、日本のベスト8進出がなくなった。PKをはずした駒野友一(28)はうなだれ、チームメイトが肩を抱いた。田中マルクス闘莉王(29)は「最高の仲間たちとこの一瞬を味わえたのは誇りに思う。このチームはみんなの心にずっと残るチームだと思う」と胸を張った。
■遠藤の父「息子の泣く姿、初めて…頑張った」
3番目にPKに臨んだ駒野が放ったボールはわずかに浮き上がり、クロスバーの上をたたいた。両手を頭の後ろに抱え、呆然(ぼうぜん)と立ち尽くした。チーム全員が天を仰いだ。センターラインの仲間のもとに戻る駒野を抱きかかえるように迎え入れたのは中沢佑二(32)だった。
試合後、涙をこらえきれず、チームメートに肩を抱かれながら引き揚げた駒野。ピッチ上では、遠藤保仁(30)や大久保嘉人(28)も目を真っ赤にはらし、本田圭佑(24)は放心状態でピッチに突っ伏した。
PK戦で勝負を決めたパラグアイのアエドバルデスも歓喜の輪から抜けだし、駒野に駆け寄り、何かを語りかけた。
「PKは時の運。だれのせいでもない。それまでに決着をつけられなかった自分たちのせい」。ゲームキャプテンの長谷部誠(26)は、試合後の取材エリアを無言で後にした駒野をかばった。死闘だった。試合後、闘莉王は「僕らはすべてやった。最後の最後まで勝利を信じ、仲間を信じた。最高の仲間たちとこの一瞬を味わえたのは誇りに思う。このチームはみんなの心にずっと残るチームだと思う」と胸を張った。
スタジアムで声援を送った日本人サポーターも非情な結末に泣き崩れた。ヨハネスブルク在住の島岡留美子さん(37)は「駒野選手を責める人なんてだれもいない。彼らの戦いぶりは、日本人がやればできるということを世界に示してくれた」と号泣した。
観客席で遠藤のプレーを見守った父、武義さん(62)は「あいつが泣く姿なんて初めて見た。よっぽど悔しかったんでしょうね。でもよく頑張りましたよ」とうっすら涙を浮かべ、気遣った。
(産経ニュース2010.6.30)
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負けは負けだ しかし、よく戦った
しかし、この大会でもヨーロッパの凋落が象徴的だった。
その反面、南米、アジアの躍進が目立った。
泣くな、日本イレブン
上を向いて帰ってこい、そして上をめざせ
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