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2010年7月21日 (水)

猿は猿、魚は魚、人は人 松下幸之助が私につぶやいた30の言葉(江口克彦)

松下幸之助の晩年23年間を、最も身近で仕えた側近で、「松下哲学」の承認者・伝道者として知られている方です。この本には、江口克彦さんだからこそ書くことができた、松下幸之助との23年間の日々の出来事、教えがたっぷり詰まっています。

社員数=(社員の人数)+(社員の家族の人数)

「君んとこの社員は今、何人や?
……350人か。しかしな、君、350人の社員のことだけを考えとったらいかんよ。
その人たちには家族がおるやろ。四人家族とすれば、君は1400人の人間の命を預かり、生活を預かっていると考えんといかん。」



これは、松下幸之助が江口さんによく言ったことばです。


会社と経営者は、よい製品やサービスを開発するだけではなく、
“社員とその家族の生命と生活を守る”という大きな使命があることも十分知っていなければならない、ということを江口さんに常に教えていたのです。


2008年から2009年にかけて、世間では大不況といわれました。
多くの企業もその不況を口実に、社員のリストラや解雇を通知一枚、電話一本で行い、社員のみならず、その家族の生活までも奪っていった経営者を目にするたびに、松下幸之助は怒りと軽蔑を込めて『非人間的社長』と呼んでいたそうです。
そして、こうも言っていました。

「社員を守り、その家族を守る経営とは、規模の競争や売上高の競争、利益の競争といったシェア争いをやめる経営、そして他社との比較をやめる経営をするべきである。他社のことはどうでもいい。今年のわが社の経営内容はいいのか、悪いのか。
昨年比一万円でも、売上や利益、業績が上回っているか。社員に100円でも高い賃金を支給できるようになっているのか・・・。そういった点をよく見て、昨年の実績を少しでも上回る経営をめざすべきである」



江口さんは、幸之助のこの教えによって、自分が会社のトップとして他社を意識したことは一度もないのだそうです。

「他社は他社、ウチはウチ。大事なのは、自社の業績が昨年より今年、今年より来年と、とにかくわずかでも前進、成長することだと」
そう考えて経営をしてきたのです。

そのおかげで松下電器の社員たちも、江口さんのPHP総合研究所の社員たちも、あれこれ他社の動向を気にすることなく、落ち着いて仕事に取り組むことができて、次々とヒット商品を生みだしていきました。

250年先を語る、松下流の経営

「250年先に、松下電器が中心になって、日本を『楽土(らくど)』にする。松下電工をそのような会社にするんや」

これは、幸之助が江口さんをはじめ、社員たちによく言っていた言葉です。

『楽土(らくど)』とは、「心配や苦労がなく楽しい生活ができる土地、楽園」のことです。
幸之助は繰り返しこの大いなる夢を語っていたので、社員たちも、はるか250年先の目標と言っても、現時点からそれを目指している以上、いい加減な行動はできなくなっていたといいます。

そのうえ、自然に、
「将来、日本の中心的な会社になるのだから、今の自分も、人間として恥ずかしくない行動をとらなければならない」
「そうか、うちの会社は、今はまだ小さいけど、やがてわが国、わが国民を幸せにする会社になるのか」
といったように、社員たちのやる気や自制、会社に対しての誇りを持つようになっていったそうです。

社長が「夢」を全面に打ち出し、語り続けることが、いかに経営の発展にとって大切なポイントであるかを、江口さんは身を持って体験してきたのです。

江口さんは本文のなかで野球選手のイチローが小学生時代からプロ野球選手になる夢を追い続けてきた例を挙げて、いかに「夢」を持つことが大事であるか、そして夢のない若者の不幸さも語っています。

その他にも、本書では、松下幸之助が様々な場所、時につぶやいた30の言葉が紹介されています。

たとえば、
「区別しても、差別はするな」
「小声で話しをするな」
「矢玉を浴び血を流して、率先垂範せよ」
「風の音を聞いても、悟る人がおる」
など。

そして題名にもあるように、「猿は猿、魚は魚、人は人」。これも幸之助がつぶやいた言葉のひとつです。

幸之助はどういう気持ちで、この言葉をつぶやいたのかは、本書を開いてみて下さい。

人を大切にして、大いなる夢を持って、社員を誇りに思い、感謝と感動をもって生きた松下幸之助の30の言葉。ゆっくり味わって読んでみませんか?

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