『社員が顧客の視点に立ち自分の仕事のやり方を考える』村田恒夫(村田製作所社長)
1.電子部品の市場環境は、ここ数年で激変した。最近では韓国、台湾勢の台頭等で、かってほどの競争力はなくなりつつある。リーマンショック以降に大きく業績が低迷したのは、その兆候とも言えるだろう。しかし、課題は、ライバルや市況などへの対応よりも、む
しろ社内全体の意識にあると見ている。社員の危機意識も薄く、経営に対する参画意識が薄れていた。
2.当社は、2005年から様々な組織改革を進めてきた。試みの1つとして、2007年11月に「MIRAI活動」
トなどを出し合う仕組みだ。その結果、社内に新しい組織風土ができ、新たなビジネスの種が生まれてきた。
3.これまで当社は、どちらかというとトップダウンで物事が決まっていた。しかし、指示を待つだけの組織では、いずれ立ち行かなくなる。個々の社員が自発的に動く組織が理想になる。何より重要なのは、個々の社員が顧客の視点に立って自分の仕事のやり方を考えること。上司から言われた通りにやるだけでは、お客様が喜ぶことはなかなか見つけられない。自分で考えて、臨機応変に動ける社員を増やすことが、ひいては不況を乗り越えて、会社の成長につながると信じている。
(参考:「日経ビジネス」2010年3月8日号)
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