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2010年8月17日 (火)

【産経抄】8月17日

 倉本聰さん作の『歸國(きこく)』を先週末、舞台とテレビドラマの両方で観(み)た。戦後65年たった「昭和85年8月15日」の未明、東京駅軍用列車が到着する。乗っていたのは、大東亜戦争の最中に南の海で玉砕した英霊たちだ。

 ▼彼らの目的は、故国の平和を目に焼き付け、南の海に漂う数多(あまた)の魂に伝えることだった。早速靖国神社に向かった英霊たちは、仰天する。参拝する閣僚を、大勢のマスコミが追いかけていた。「国の為(ため)に死んだオレたちを、どうして国の要人が夜中にこそこそ詣(まい)らなきゃならないンだ」。

 ▼脚本が書かれたのは昨年の夏だった。全閣僚が参拝しない政権が生まれるとは、倉本さんも予想しなかったようだ。最近、100歳以上の高齢者が所在不明となる事例が次々に発覚している。家族の絆(きずな)が失われた世の中を象徴するような事件だが、これを予言するような場面もあった。

 ▼英霊の一人は、かわいがっていた妹が、女手一つで育てた一人息子に見捨てられたまま息を引き取る姿を、目の当たりにする。母の死を妻に知らせる息子のメールのなかには、「肩の荷が下りた」の一文があった。逆上した英霊は、政府の重要なポストにいる息子を剣で刺す。「日本は本当に倖(しあわ)せになったのか」。英霊たちは問いたださずにはいられない。

 ▼政府のばらまき政策にもかかわらず、景気回復の実感はない。心理学者の岸田秀さんによれば、「日本の経済的繁栄の理由は、砲火を浴びて死んだ兵隊たちに対して日本国民が感じた罪悪感」だった(『「哀しみ」という感情』)。

 ▼それを忘れた日本が沈滞するのは当然かもしれない。英霊たちを絶望させたまま南の海に帰らせた報いを、いまわれわれは受けている。

(産経ニュース2010.8.17)

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コメント

戦争で命を落とされた方々のおかげで今の幸せな自分がいる、感謝して黙祷を捧げることの何が悪いって書いたら炎上だぜ、全く。

言論の自由もないのかね、この国は・・・

私もそのドラマを観て思ったことを書いたら
ブログ荒れちゃったよ。

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