【甲子園・夏】優勝の陰に「暑さ対策」あり 我喜屋監督、多彩なアイデア
興南が沖縄勢として夏の大会初優勝を果たした陰には、今年還暦を迎えたベテラン・我喜屋監督の入念な“暑さ対策”があった。
7月中旬に沖縄大会で優勝した直後、ナインは炎天下のグラウンドで雨がっぱを着て一週間近く打撃や守備練習に取り組んだ。「監督のアイデアです。これ以上ないというくらい暑かった。でもあれが甲子園で役立ちました」。決勝で2安打した国吉陸は振り返る。
甲子園の試合前の室内練習では、全員が長袖のアンダーシャツを着用。練習場の空調の温度は29度と高めに設定された。「汗を一気に出させるためと、暑さ対策ですね」とチーム関係者。
このほか、試合中のベンチには夏バテ防止のため、ミネラル豊富な石垣島産の塩や乾燥梅干しなども持ち込まれた。
暑さに強いはずの沖縄勢が過去に夏の全国大会で頂点に立てなかったのは、「沖縄と甲子園では暑さの質が違うため」とされた。「温度が一緒でも(甲子園は)湿度が高い。沖縄では暑い日も日陰は涼しいが、こちらは風自体が熱いですから」と島袋。
社会人・大昭和製紙北海道の指揮官だった当時、真夏の後楽園球場で行われていた都市対抗出場のため、選手をサウナに通わせたという我喜屋監督。そのアイデアマンぶりが甲子園でも生かされた。(産経ニュース2010.8.21)
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