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2010年8月 9日 (月)

『対話とは聴くこと』佐々木常夫(東レ経営研究所社長)

1.課長というのは自分の課を構成する全員のアウトプットを最大にするという使命を持っています。特定の個人の力をいくら伸ばしても、評価は上がりません。課全体の結果を、いかに成果あるものにするかを課長は日々問われているのです。そのために最初にしなくてはならないことは部下の心をつかむことです。信頼関係を確立することです。そのためには部下の成長のことをいつも考え、全力を尽くすこと、そして何か起こったときに部下を全力で守ってやることです。

2.部下が会社の中で100%の力を出し切るには、プライベートの悩みが少ないことが大切です。聴くことによってアドバイスができるし、解決しないまでも、話した人は肩の荷が軽くなることもあるでしょう。対話とは聴くことです。
(参考:「週刊東洋経済」:2010年4月17日号)

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