【所在不明高齢者】100歳以上の行方不明者届わずか1件 大阪府警
全国で100歳以上の高齢者の所在不明が相次いでいる問題で、大阪府警が100歳以上の高齢者について受理している行方不明者届は、わずか1件にとどまっていることが12日、府警への取材で分かった。府内の各自治体では100歳以上の高齢者計87人の所在が確認できなくなっているが、そのほとんどが行方不明者としての届け出がない実態が明らかになった。
府警によると、今年6月末時点で6348人分の行方不明者届を受理。一連の問題を受け、65歳以上の高齢者に絞って分析したところ、今月6日時点で1061人分の届けが出されていることが判明した。内訳は、65~69歳400件▽70代469件▽80代154件▽90代37件▽100歳以上1件だった。
100歳以上の1人は、明治41年生まれの男性で、生きていれば101歳になる。認知症で自宅近くの商店街で妻と別れた後、行方が分からなくなったとして、妻が昭和52年に淀川署に届け出ていた。
府警によると、行方不明者届の登録期間は10年で、届出人の希望があれば期間を更新する仕組み。長期に渡る行方不明者のほとんどは成人で、借金や親族間のトラブルなどが理由のケースが多いという。
府内の各自治体が所在確認できていない100歳以上の高齢者は、12日現在で大阪市63人▽東大阪市13人▽吹田市5人▽堺市、枚方市、大東市、和泉市、貝塚市、泉佐野市各1人-の計87人。
行方不明者届が出されている101歳男性は、家族の引っ越しに伴って現在は吹田市に住民票があり、この男性を除く86人について、届け出のない状態となっている。
警察庁によると、7月28日~8月9日の間に、100歳以上の高齢者の行方不明に関して、全国の警察に14件の相談が寄せられた。このうち4人について新たに行方不明者届が出され、受理された。
(産経ニュース2010.8.13)
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100歳以上ではなく、例えば、国民年金を受給できる65歳以上の年齢まで遡ってもう1度調べ直すべき。100歳以上に限らなくても、今回と同様のケースが見つかるケースが高いだろうう。遺族が死亡を報告せず(隠す?)に数十年にわたって年金を受け取り続けるなんて、日本人はここまで堕落してしまったのか。もちろん側にも問題はあるが、本来受け取るべきではないお金を受け取り続ける「モラルの欠如、倫理観のなさ」の方が国家としては大きな問題だ。意図的に数十年にわたって「年金をだまし取っていた」のが真実ならば、完全に詐欺行為だ。
今、日本は国家財政が厳しい状況にあり、年金財政も破綻が間違いない。その状況にあってなぜこのようなことをしてしまうのか、理解できない。もし死亡届けなどを出さずに年金を受け取り続けていた場合には、必ず刑に服するといった対処が必要ではないか。
こんなことでいいのか、日本国よ、日本人よ!
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