長崎65回目原爆忌 英仏露など最多32カ国の代表が参列
長崎は9日、被爆から65年の原爆の日を迎え、長崎市松山町の平和公園で市主催の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が営まれた。
核保有国の英国やフランスが初参加し、ロシアやパキスタン、事実上の保有国のイスラエルなど過去最多の32カ国の代表や菅直人首相らが参列。原爆投下時刻の午前11時2分に黙●(=示へんに寿の旧字体)(もくとう)、原爆死没者の冥福を祈った。
式典は例年より5分早い午前10時35分に始まり、被爆者だけでつくる合唱団、被爆者歌う会「ひまわり」が非核の願いを込めた歌「もう二度と」を合唱。
平和宣言で田上富久市長は、あらためて核廃絶に向けた決意を表明し、世界中の市民に対し核兵器なき世界に向けた連携を呼び掛け。
核拡散防止条約(NPT)に未加盟のインドと進めている原子力協定の締結交渉や、日米の核密約問題など、被爆国である日本政府の対応に疑問を投げかけ、平和への取り組みでリーダーシップを取るよう要請。
5月のNPT再検討会議で、核軍縮に向けた具体的年限の設定に核保有国が反対したことに触れ、核兵器の製造、保有など一切を禁止する核兵器禁止条約への支持を表明した。
長崎市によると、この1年間に新たに死亡が確認された被爆者は3114人で、原爆死没者名簿に記載された人は計15万2276人。長崎市に住む被爆者は4万2514人で、平均年齢は昨年より0.7歳上がって76.1歳となった。
(産経ニュース2010.8.9)
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