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2010年10月 3日 (日)

『目に見えない資本の軽視が企業の弱体化をもたらす』田坂 広志(シンクタンク・ソフィアバンク代表)

1.これまでの金融資本主義では、貨幣という数値で示される「金融資本」に目が向けられてきました。しかし、現実に新たなビジネスが生まれるときには、最初に「目に見えない資本」が動きます。貨幣という「金融資本」は、むしろ、その結果として動くのです。まず、人間同志が出会い、関係が生まれ(関係資本)、知識を出し合い(知識資本)、出資を得るためにベンチャーキャピタルなどから信頼を獲得する(信頼資本)。そしてマスコミに取り上げられて知名度が上がり(評判資本)、起業家を支援し、励ますコミュニティに加わる(文化資本)。実際にはこうした「見えない資本」が動き、その結果として「金融資本」の動きが起こり、キャッシュフローが生まれてくるのです。

2.例えば、新技術、新事業、新産業が絶え間なく生まれるシリコンバレーの強さの本質は、この「目に見えない資本」の蓄積と流通にあります。従って、もし本当に日本に新事業や新産業を生み出したいのであれば、「目に見えない資本」を重視し、豊かに育て、活用しなければなりません。

3.それは、企業経営も同じ。目に見える収益だけを求めると、社員の意欲は低下し、組織の文化が壊れます。「目に見えない資本」を毀損(きそん)してしまうのです。それが、日本企業を弱体化した本当の理由でしょう。金融資本の肥大化で、経営者が長期的視点を失った。そして、「目に見えない資本」を軽視するようになった。それが真の原因です。
(参考:「日経ビジネス」2010年3月29日号)

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