『柳ではなく松になれ』河村太市(松風会理事長)
1.教育者である吉田松陰先生が最も重視したのは、若者の個性を大切にすることです。先生は人間の個性を「真骨頂」という言葉で語られました。若者たちが自らの個性、そして本質を知るように導く。先生によれば、自らを知ってこそ、人生で最も大切な志を立て、最後までやり抜くことができる、ということなのです。
2.松陰先生がよく話された言葉に、「松柳の例え」があります。柳という木は確かに成長が速い。しかし、強い風が吹けば、すぐに折れててしまう。一方、松は成長が遅くて、なか
なか大きくならない。しかし、冬でも枯れずに、岩肌にも根を張って、しっかりと成長していく。「柳ではなく、松になれ」。目先の出世やカネ儲けに汲々とせず、自らの志をやり遂げる気概を持つことの大切さを話されています。
(参考:「日経ビジネス」2010年5月3日号)
« 秋刀魚(飯田橋) | トップページ | 麻雀 »
「歴史」カテゴリの記事
- 「違和感」の日本史(本郷和人著)(2021.04.13)
- 安倍家の素顔 - 安倍家長男が語る家族の日常 -(安倍寛信著)(2021.04.03)
- バイデン大統領が世界を破滅させる 親中に傾く米国と日本に迫る危機(宮崎正弘著)(2021.03.20)
- ウイルスが変えた世界の構造(副島隆彦・佐藤優共著)(2021.03.15)
- ひな祭り(2021.03.03)
「日本・日本人」カテゴリの記事
- 「違和感」の日本史(本郷和人著)(2021.04.13)
- 神田川の桜(2021.04.02)
- 小平グリーンロードの桜(2021.03.30)
- ふたたび桜(2021.03.25)
- 小平グリーンロードの桜(2021.03.24)
« 秋刀魚(飯田橋) | トップページ | 麻雀 »
コメント