『自分の得意とする仕方で仕事をする』(P.F.ドラッカー)
1.強みと同じように、仕事の仕方も人それぞれである。個性である。生まれつきか、育ちかは別として、それらの個性は、仕事につくはるか前に形成されている。仕事のできるできないは、いくつかの習慣的な姿勢と基本的な方法を身につけているかどうかの問題である。それらの姿勢と方法とは、時間を管理する。貢献に焦点を合わせる強みに築く、集中する、的確に意思決定することである。
2.加えて、所を得ているかどうかの問題である。その所を得るために知らなければならないことが、自らの強みであり、得意とする仕事の仕方であり、自らの価値観である。仕事は、自分の得意とする仕方でしなければならない。そして、仕事の仕方について、最初に知っておくべきことが、自分の得意とする学び方である。
3.自らの学び方がどのようなものであるかは、かなり容易にわかる。得意な学び方はどのようなものかと聞けば、ほとんどの人が答えられる。では実際にそうしたかと聞けば、そうしている人はほとんどいない。自らの学び方についての知識に基づいて行動することこそ、成果を挙げる鍵である。それらの知識に基づいて行動しないことこそ、失敗を運命づけるものである。(参考:「週刊ダイヤモンド」2010年6月5日号)
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