『変化を見つける5つの領域』(P.F.ドラッカー)
1.社会的、経済的、文化的な出来事と、そのもたらす影響の間にはタイムラグがある。出生率の急増や急減は、20年後までは労働人口の大きさに影響をもたらさない。だが、変化はすでに起った。戦争や飢饉や疫病でもないかぎり、結果は必ず出てくる。すでに起こった未来は、体系的に見つけることができる。調べる領域は5つある。
2.1つは、人口構造である。人口の変化は、労働、市場、社会、経済にとって最も基本となる動きである。すでに起こった人口の変化は逆転しない。第2が知識の領域である。影響がまだ現れていない知識の変化を見つけなければならない。第3の領域は、他の産業、他の国、他の市場である。それらのものに目を配り、われわれの産業、国、市場を変えることは起こっていないかを考えなければならない。第4が産業構造の変化であり、第5がそれぞれの組織の内部の変化である。(参考:「週刊ダイヤモンド」2010年7月17日号)
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