12月23日は今上天皇のご生誕日です!
明治天皇の誕生日は昭和2年(1927年)に明治節という祝日となった。なお戦後は同じ日が国民の祝日「文化の日」となったが、これは昭和21年(1946年)の11月3日に日本国憲法が公布されたことに由来し、明治節とは関係なく定められたということになっている。ただし、当時の首相である吉田茂は、憲法制定のスケジュールを、当初は8月11日公布、2月11日(紀元節)施行とし、その日程に間に合わなかったことから11月3日(明治節)公布、5月3日施行にしており、意図的にそれまでの四大節に日程を合わせている。
昭和天皇の誕生日は、平成元年(1989年)に祝日法の改正で「みどりの日」とされ、国民の祝日として残された。さらに平成19年(2007年)からは「みどりの日」から「昭和の日」と名称が変更された(「みどりの日」は5月4日に移動)。昭和天皇の天長節は昭和2年3月3日、勅令で4月29日と制定された。戦前はこの日は観兵式が行われた。宮中、豊明殿では宴会があり、お召しにあずかった者は宮中席次第一階ないし第三階第二十七の者ならびに勲一等雇外国人および伯、子、男爵ならびに大日本帝国駐剳各国大使、公使であった。昭和天皇親臨のうえ勅語を賜り、内閣総理大臣、ついで大使、公使の首席が奉答の辞を述べ、聖寿の無疆を祝した。
なお、大正天皇は実際の誕生日は8月31日で、大正元年(1912年)は明治天皇の崩御直後でこの日が天長節とされず、大正2年(1913年)はこの日に天長節が祝われたが、翌年以降は盛暑の時期のために各種の行事催行が困難であることに配慮し、2か月後の10月31日を天長節祝日とした。大正天皇の場合には、崩御後に誕生日および天長節を祝日とすることがなかったために、現在に至るまで祝日とはなっていない。
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