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2011年1月

2011年1月31日 (月)

さらば青春(小椋佳)1971年/昭和46年

http://www.youtube.com/watch?v=pccX0l86d7o&NR=1&feature=fvwp

http://www.youtube.com/watch?v=z8ok2RXA_PM&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=oYWqyew2SgA&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=EXo5KNPyT0o&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=B-2DHgwaBVU&feature=related

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日本1-0、延長制す 李の決勝点で豪州破る

 サッカーのアジア・カップ最終日は29日、ドーハで決勝を行い、日本は延長の末に途中出場の李(広島)が決勝ゴールを決めて1-0でオーストラリアを破り、2大会ぶり4度目の優勝を果たした。

 優勝回数はイラン、サウジアラビアを上回って単独最多。日本は2013年にブラジルで開催されるコンフェデレーションズカップの出場権を得た。

 日本は延長後半4分、長友(チェゼーナ)の左クロスを李が左足のボレーで仕留めた。オーストラリアの高さを生かした攻撃に押し込まれたが、GK川島(リールス)の再三の好守などで無失点で切り抜けた。

 日本のザッケローニ監督は就任後8試合連続負けなしで、初めて迎えた公式大会を優勝で飾った。(産経ニュース2011.1.30)

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 耐えて耐えて、そしてワンチャンスをものにした日本。

 すばらしい試合運びだった、おめでとう。

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2011年1月30日 (日)

『悪名の棺 笹川良一伝』(工藤美代子著)豪快な、正義感の強い男

 友人が日本船舶振興会の理事長をしていたとき、女子の卒業生を推薦するのを頼まれたことがあった。ところが「笹川さんのところですか」とみんな辞退するのである。当時、笹川良一という名は、ファシスト、右翼、政界黒幕、A級戦犯のくせにバクチの大金で自己宣伝する男などなどの「悪名」がそれほど日本中に浸透していたのである。

 「ムッソリーニに会いに行った男」と言えばファシストと考えられやすいが、その時イタリアに乗って行った飛行機は山本五十六が世話した海軍の渡洋爆撃機だと知れば、話は別に見えてくる。「バクチの大金を使う男」は、戦前すでに自分の飛行場と飛行機20機を持ち、それを後に軍に献納していることを知れば、戦後「バクチの大金」が、一度も法に触れることなく使われていたことも納得がいく。彼は個人的に大富豪であったので、自分の金を使っているところも、競艇・バクチの金と世間では思ったのである。

 A級戦犯容疑者と言われた彼は、東條戦時内閣の時代に、非推薦候補として衆院議員に当選している。当時の「非推薦」ということは東條内閣が「好ましくない」と判断した男ということだ。

 東京裁判研究家の粟屋憲太郎立教大教授は、「笹川は『カネがすべて』という戦後日本人の考え方を作った人ではないか」と言った。笹川は占領軍の不当な裁判の犠牲になった人たちやその遺族を国が助けない時に私財とエネルギーの限りを尽くして精神的・物質的に援助した。その時に被告や遺族などから寄せられた厖大(ぼうだい)な感謝の手紙は伊藤隆東大名誉教授の手によって編纂(へんさん)出版され、本書にいくつか引用されている。これが「金がすべて」の男のやることか。

 一方、笹川良一は、「下半身の人格は別」という考えを実践した明治の男でもあった。そのプライベートなところも、工藤美代子さんは実によく丁寧に描いている。特に最後の数年の私生活は、今回初めて明らかにされたのではないか。このように豪快な、正義感の強い、スケールの大きい男が日本からいなくなったことがつくづくさびしい。(幻冬舎・1785円)

 評・渡部昇一(上智大学名誉教授)

http://www.amazon.co.jp/%E6%82%AA%E5%90%8D%E3%81%AE%E6%A3%BA%E2%80%95%E7%AC%B9%E5%B7%9D%E8%89%AF%E4%B8%80%E4%BC%9D-%E5%B7%A5%E8%97%A4-%E7%BE%8E%E4%BB%A3%E5%AD%90/dp/4344019024

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今年2回目のラウンド(藤岡GC西)

 フォーム改造中のラウンド。

 特にドライバーショットが安定せず!

 なんとかしのいだが・・・・・

 修行は続く・・・・・

10番(5-8):1W(1P)、5W、7I、52°、3パット

11番(4-5):1W、P、パター、2パット

12番(4-5):1W、8I、パター、2パット

13番(3-4):4I、パター、2パット

14番(4-6):1W、6I、56°、52°、2パット

15番(3-4):4I、56°、パター、1パット

16番(4-5):3I、7I、52°、パター、1パット

17番(5-5):3I、5W、5I、2パット

18番(4-5):1W、5I、52°、52°、1パット

 1番(4-6):1W、3I(1P)、7I、52°、1パット

 2番(4-6):3I、3I、56°、56°パター、1パット

 3番(4-4):1W、6I、9I、1パット

 4番(4-5):3I、3I、パター、2パット

 5番(3-4):4I、52°、パター、1パット

 6番(5-9):3I(OB)、3I(1P)、52°、3パット

 7番(4-5):1W、4I、9I、2パット

 8番(3-6):7I、9I、56°、56°、2パット

 9番(5-6):3I、8I、5W、9I、2パット

 *藤岡GC西:in47(16)+out51(15)=98(31)

http://www.accordiagolf.com/guide/3570037/

前半△:後半×
××最初のホール慎重に!
○○最後のホール慎重に!
××ドライバー:芯に当てる
×△FW:芯に当てる
×△アイアン:ダウンブロー
△×アプローチ:転がしor52度
○△バンカー:1打で出す
○○パット:1パット以下7回、3パット以上2回
バーディー0、パー2、ボギー10、ダブルボギー3、トリプルボギー以上3。

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2011年1月29日 (土)

免許更新!

 都庁に免許更新に行ってきた。

 一昨年にシートベルト違反で1点減点(罰金なし)をしてしまった。

 おかげで次回の免許更新は5年後だが、色はブルー。

 警視庁さん、もう少しなんとかなられないのかね・・・

 今回から中型自動車(限定:8トン未満)がついてました。

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2011年1月28日 (金)

韓国選手、PK後のサルまねポーズに「日本人をばかにした」 ネットで議論沸騰

 サッカー韓国代表のMF奇誠庸選手が25日の日本戦でPKを決めた後、カメラに向かってサルのまねをしたことが韓国のインターネット上で論議を呼んでいる。「日本人をばかにした」との批判が出ており、中央日報(電子版)によると、奇選手は26日、短文投稿サイト「ツイッター」で観客席の旭日旗を見たためなどと釈明した。

 ツイッターによると、旭日旗を見て「私の胸中で涙が流れた」と説明。その後「私は選手である前に大韓民国の国民」と主張した。

 中央日報は、旧日本軍が旭日旗を使用していたため、怒りを抑えられなかったとみられると指摘した。

 奇選手は25日のアジアカップ準決勝の前半にPKを決め、頬を膨らませながら左手で顔をかくふりをした。(産経ニュース2011.1.26)

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 韓国における教育、これが問題なんだよね。

 双方から正確に歴史を教えないと、事実を知らない子供たちが

かわいそうだよね。

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2011年1月27日 (木)

ザッケローニ監督、意外な素顔 派手を嫌い武士道に傾倒

 第25代サッカー日本代表監督、ザッケローニ氏。日本代表にとって初のイタリア人指揮官だ。日本協会・小倉純二会長(72)によれば「すべてにおいてマジメな男です。それにオシムさんと同じくらい実に興味深いサッカー論をもっている」と話す。また協会関係者、スタッフは「ともかく陽気で明るいというイタリア人のイメージでは全くありません」と口をそろえる。

 ともかく派手なことは嫌う。象徴的な“事件”があった。昨年の11月、日本で人気沸騰のEXILE(エグザイル)が、サッカー日本代表のユニホームスポンサーでもあるアディダスジャパンとアスリート契約をした記者会見があった。当初は同じく同社とパーソナル契約をしたザッケローニ監督と合同記者会見を開く計画もあったのだが「そういうことなら遠慮したい」とザッケローニ監督が固辞。エグザイルの単独会見となった。

 また多くのイタリア企業からザッケローニ監督へのさまざまなオファーがあったのだが「十分すぎるほどのことを日本協会にしてもらっている。すべてお断りしてほしい」とCMなどのオファーも一切拒否している。

 生まれはイタリア・ロマーニャ州。住まいは東中部の人口2万5000人の小さなリゾート地であるチェゼナティコにある。フルヴィア夫人と息子ルカ氏の3人家族で「奥さんは日本への単身赴任に大賛成したんだ。だってあなたがいなくなれば部屋が広くなるからと笑っていた」とザッケローニ監督。息子のルカ氏はこの地で「MARE」というレストランを経営している。

 ザッケローニ監督はプロサッカー選手を目指していたが、17歳で肺炎にかかり断念。体調は回復したものの、サッカーから離れ、保険の外交員や徴兵制で空軍にも1年ほど入隊していた。

 監督業の幅を広げるために車でスペインのバルセロナに赴き、当時指揮をしていたクライフ氏に「攻撃の方法を教わった」という武勇伝も。多くのイタリア人指揮官が、同国伝統の超守備的戦術「カテナチオ」を敷くが、ザッケローニ監督は攻撃重視の3-4-3のシステムを用いるのが特徴だ。

 日本サッカー協会とは相思相愛の間柄ではなかった。ポスト岡田の候補の3番手だった。原博実技術委員長が第1、第2候補にフラれたことでザッケローニ監督に直接電話でオファー。そこで本人は「すぐにOKを出した」という。

 今、一番興味があるのは日本人と日本文化。「これほどまでよく働くとは思わなかった。選手も全員チームのために動く。イタリアでは考えられないからね」と話す。

 またイタリア時代には画家のゴッホに傾倒。日本で行われていた展覧会にも出かけたが今はゴッホよりも「武士道を勉強したい」という。一番の好物はすしだ。「刺し身も大丈夫。和食の方が、断然に私の口にあう。刺し身はイタリアでも食べていた」と笑う。

 また昨年末の協会幹部との忘年会では「掘りごたつに入ってみたい。それがある店を探してほしい」と協会スタッフにリクエストして驚かせていた。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

 ■アルベルト・ザッケローニ 1953年4月1日、イタリア生まれ、57歳。地元メルドラで、サイドバックの選手としてプレーしたが、肺炎のため、17歳で引退。家業のペンションで働き、保険代理店を経営しながら、サッカーのコーチとして腕を磨く。30歳で下部リーグのチェゼナティコの監督に就任。その後は、ウディネーゼをはじめ、ACミラン、インテル、ユヴェントスなどセリエAの強豪クラブを指揮する。ACミランでは1998-99年シーズンにリーグ優勝し、年間最優秀監督に輝く。家族は夫人と1男。(夕刊フジ2011.1.26)

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 いまの日本に必要な人だということがわかる。

 さあ、オーストラリアにどこまで食い下がれるか。

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死闘制した日本、決勝へ ザック監督「非常に厳しい試合だった」

 延長を含めた120分間の戦いを終え、2-2からのPK戦。日本の4人目は今野だった。「僕が決めたら、試合が終わる。気持ちを込めた」。ゴール右のネットが揺れ、ライバル・韓国との死闘にようやく終止符が打たれた。

 韓国は簡単に諦めてくれなかった。延長前半に1点をリードし、迎えた後半終了間際。5バック気味に固めた守備陣が耐え切れなかった。相手FKからのこぼれ球をことごとく拾われ、黄載元に痛恨の同点ゴールを決められた。内田は「みんなががくっときてた。顔を上げていこうと声を掛けた」という。

 気持ちを切り替え、奮い立たせて臨んだPK戦。GK川島が好守を連発し、日本は長友以外の3人が確実に蹴り込んだ。昨年のW杯決勝トーナメント1回戦で、PK戦の末にパラグアイに敗れた苦い経験を繰り返すことはなかった。

 「非常に厳しい試合だった」とザッケローニ監督。精根尽きるまで戦い抜いた先に決勝の舞台が待っていた。(産経ニュース2011.1.26)

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 最後の失点は納得がいかないが、よくやった。

 韓国を破って、はじめてアジアの王者の資格がある。

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この国を出でよ(大前研一、柳井正)

出版社/著者からの内容紹介

・誰が日本をダメにしたのか?
・「ユニクロ」はなぜ世界へ出るのか?
・そして、ビジネスマンと企業はグローバル社会でどう戦えばいいのか?
2大論客が初めて語り尽くした"斜陽"ニッポンへの処方箋。
中国がGDPで日本を抜き去り、韓国ではサムスンやLG電子が急激に業績を伸ばす一方で、
我が国では、依然として景気回復が遅れ、900兆円以上の借金を抱えて立ち往生している。
大前研一氏と、同氏と交流のある柳井正氏の2人は、そんな日本に警鐘を鳴らし、世界に飛び出す必要性を説いている。
実際にユニクロでは、世界戦略を進め、上海やパリなど世界各都市に旗艦店を出店して大成功を収めている。
では、この国は、企業は、そしてあなたはどうすればよいのか。

●主な内容●
・今や世界は「日本破綻」に備え始めている
・今、ドラッカーに何を学ぶべきか?
・ユニクロの英語「社内公用語化」の真意とは?
・「次世代リーダーは外国人」の可能性も
・21世紀のビジネスに「ホーム」も「アウェー」もない
ほか。

●読者特典●
本書巻末に記載されたURLにアクセスいただくと、
大前研一氏ほかの特別映像がご覧いただけます。

内容(「BOOK」データベースより)

誰が日本をダメにしたのか?「ユニクロ」はなぜ世界へ出るのか?そして、ビジネスマンと企業はグローバル社会でどう戦えばいいのか?2大論客が初めて語り尽くした“斜陽”ニッポンへの処方箋。

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元ミニスカポリス 久留須ゆみが県議選出馬

 エッチな体で地方議員を目指す――。

 元ミニスカポリスの久留須ゆみ(35)が本名の沢村ゆみで、この春の神奈川県議選に出馬する。昨年夏からウワサが流れていたが、ついに決意したようだ。

 久留須は98年に6代目ミニスカポリスとしてデビュー。99年に電車内で痴漢を取り押さえて話題になった。写真集やイメージビデオを出した人気嬢である。

 本人のHPによると、駒沢短大保育科を卒業後、芸能界に入り、引退後、玉川大学通信教育部を受講。神奈川県の県立高校の非常勤講師を務めた経験がある。色気だけのバカ女ではないのだ。

 みんなの党参議院神奈川県第1支部副幹事長を務めているが、選挙は横浜市泉区から無所属で出馬する予定。投票日は4月10日、このカラダに勝利の女神はほほ笑むか?

(日刊ゲンダイ2011.1.20)

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 知名度がいまイチかな・・・

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2011年1月26日 (水)

黄金寿司・揚子江(札幌)

 地元の方に評判の店に連れていってもらった。

 なんと、寿司屋と中華が一緒になっている。

 しかししかし、寿司も中華も旨い。

 ありがとうございました。

http://r.tabelog.com/hokkaido/A0101/A010102/1001537/

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最高級刺身

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かに

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ウニ玉

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幻の氷酒

2011年1月25日 (火)

私はなぜ「中国」を捨てたのか(石平)

内容紹介

政治評論家の三宅久之氏が大絶賛!!「日本に来たことが私の最大の幸運」共産党による思想教育、文化大革命、天安門事件を経て祖国に幻滅し、日本に帰化した著者の“魂の変遷の記録”。「中国は共産党の“政治的道具”でしかない」と、著者が絶望した中国の内情とは?そして、著者が見惚れ安息の地を求めた日本の美しさとは?祖国を捨てた男の覚悟と哀しみに触れる。

内容(「BOOK」データベースより)

「日本に来たことが私の最大の幸運」共産党による思想教育、文化大革命、天安門事件を経て祖国に幻滅し、日本に帰化した著者の“魂の変遷の記録”。「中国は共産党の“政治的道具”でしかない」と、著者が絶望した中国の内情とは?そして、著者が見惚れ安息の地を求めた日本の美しさとは?祖国を捨てた男の覚悟と哀しみに触れる。

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北海道会NMS委員会ウィンターセミナー

 今回は、ニューメンバーズフォーラム2011の打ち上げを

兼ねてお邪魔させていただいた。

 セミナーでは、Eシステム(巡回監査シュミレーションゲーム)が

2日間にわたり実施された。

 人生ゲーム版で企業経営が行われ、会員事務所がどのようにかかわり、

計画と実績を確認していくかというものだ。

 また、夜なべ談義があり、充実したものであった。

 北海道会の方々、たいへんお世話になりました。

 またありがとうございました!

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2011年1月24日 (月)

定山渓!

行ってきました定山渓。

3年連続です。

しかし、今年は寒かった。

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人物探訪:求道者・白鵬 神事としての相撲の伝統につらなり、一途に相撲道を歩む大横綱。

■1.「勝ちにいってしまった」

昨年11月の九州場所で、白鵬の連勝は63でストップし、双葉山の持つ歴代1位の69連勝には届かなかった。稀勢の里に寄り切られ、土俵の下に倒れ込んだ白鵬は、少し首をひねって、照れたような笑いを浮かべた。大記録を逃して、さぞや無念だったろうと思いきや、その余裕ある表情が意外だった。その後のテレビのインタビューではこう語った。

もうちょっといきたかったな。少し相撲の流れにスキがあった。慌てた。勝ちに行った。こんなもんじゃないかな、という感じ。

「こんなもんじゃないかな」というのは、自ら目指している双葉山に比べれば今の実力はまだまだ、というほどの意味であろう。「勝ちに行った」ことを反省しているのは、双葉山のDVDから次のようなことを学んでいたからである。

いちばん印象に残ったのは、「勝ちに行くぞ」という気合いがほとんど感じられないことである。力んでいないというか、適度に力が抜けている。立ち会いではどっしり構えて、相手をしっかり受け止めている。

・・・私は2009年の9月の(東京)場所で、翔天狼(しょうてんろう)に負けた。稽古場で一回も負けない相手に土をつけられてしまったのだ。なぜ負けたかというと、心が動いてしまったからだ。苦労しなくても勝てる相手だから簡単に勝ちたい、早く勝ちたい、と思ってしまった。要は「勝ちに行ってしまった」わけだ。そこに甘さが出てしまった。

連勝記録という数字よりも、相撲の内容、そしてそれに取り組む心構えを追い求める白鵬の姿勢は、まさに相撲道の求道者と言うにふさわしい。

■2.「いまだ木鶏(もっけい)たりえず」

「勝ちに行かない」ということは、無心に、相撲の「流れ」にしたがって体が自然に動くに任せる、ということである。白鵬は座禅を組むことで、勝ち負けにこだわらない「無」の境地に近づいたという。

双葉山の連勝が69で止まったとき、思想家の安岡正篤(まさひろ)に「いまだ木鶏(もっけい)たりえず」という電報を打った。

これは『荘子』などの中国の古典に出てくる話である。昔、闘鶏飼いの名人が、ある王から一羽の闘鶏の調教を依頼された。10日ほどたって、王から「鶏はもう使えるか」と訪ねられると、「空威張りの最中でいけません」と答えた。

さらに10日経っても、「まだダメです。敵の声や姿に興奮します」。また10日経っても「まだまだダメです。敵を見ると『何をコイツが』と見下すところがあります」。それから10日経って、ようやく闘鶏として使えるという答えが返ってきた。

いかなる敵にも無心です。そばで他の鶏が鳴いていても平然としていて、あたかも木でつくった鶏のように動じません。徳が充実してきました。まさに天下無敵です。

双葉山は、この「木でつくった鶏」のように動じない無心の境地を目指した。白鵬もその双葉山の辿った道を歩んでいる。

■3.土俵上のガッツポーズはなぜいけないのか

心の有り様を重んずる白鵬の姿勢は、同じモンゴル出身の朝青龍と比べるとさらにはっきりする。平成21(2009)年9月場所千秋楽で、白鵬との優勝決定戦に勝って、24度目の優勝を達成した朝青龍は、観客席に向かって派手なガッツポーズをした。

これについては、横綱審議会でも意見が分かれたが、白鵬はこう述べている。

勝敗以上に、相撲というものの美しさがよく出た取り組みとして、先輩力士から聞かされたのは、1970年頃に行われた横綱同士の「北の富士・玉の海戦」である。千秋楽のその取組は2分を超える熱戦となったが、戦いを制したのは玉の海関だった。

しかし北の富士関が土俵を割る瞬間、興味深いことが起きた。相手が土俵を割るのを確認してから、玉の海はふっと力を抜いたのだ。最近ならば、勢いあたって土俵下に突き落としているところだ。私もたまに流れの中で無意識にやってしまうことがあるが、玉の海関はそうしなかった。

そこに美しさを感じる。何が美しいかというと、勝者が敗者をいたわる姿である。これぞ大相撲であり、これぞ礼儀の極みなのである。

相撲道は、武士道の流れをくんでいる。武士道には、敗者の悔しさを思いやる勝者の心構えが説かれており、玉の海関の行為は、それに沿った行いである。それが相撲道とすれば土俵上でガッツポーズをすることなどできないはずだ。

武士の戦いに例えれば、相手を倒した後、その冥福を祈って手を合わせる武士と、倒れた相手の事など一顧だにせず勝ちどきをあげる武士と、どちらが本物か、ということである。

■4.土俵は「神の降りる場所」

また白鵬は、大相撲が「神事」であるからこそ、力士にとって品格が必要であるとして、こう説いている。

まず土俵は俵で円く囲ってあるが、そこは「神の降りる場所」である。大相撲の場所の前日には、土俵の真ん中に日本酒、米、塩などを奉じ、相撲の神様をお招きするための「土俵祭」を行う。

土俵上で力士が四股を踏むのは、土の中にいる魔物を踏みつぶす所作であり、取組前に塩をまくのは、土俵に穢れを入れないためと、己の穢れをはらい、安全を祈るためである。

そもそも「横綱」とは、横綱だけが腰に締めることを許される綱の名称である。その綱は、神棚などに飾る「注連縄(しめなわ)」のことである。さらにその綱には、御幣(ごへい)が下がっている。

これはつまり、横綱は「現人神(あらひとがみ)」であることを意味しているのである。横綱というのはそれだけ神聖な存在なのである。こう書いているだけでも、緊張して背筋が伸びる感じがする。こういう立場の力士に「品格」が必要なのは明らかなのである。

相撲の神様の前では、各力士は心の穢れも落として、無心に美しい相撲をとらねばならないのである。

■5.横綱の責任

こういう相撲道のあり方、神事としての神聖さを弁えない力士、親方が増えたからであろう。近年、相撲界に不祥事が相継いだ。

平成19(2007)年6月、同年春に時津風部屋に入門した17歳の少年が、集団暴行を受け、死亡した事件が発生。平成20(2008)年8月には、3人のロシア出身の力士が大麻を吸っていた疑いで、解雇処分となった。

平成22(2010)年1月には、朝青龍が泥酔して一般人に暴行を加え、その責任を取る形で突然の引退を余儀なくされた。

そしてこの年6月、暴力団を胴元とする野球賭博に関与したとして、大関琴光喜と大嶽親方が解雇され、多くの力士、親方が謹慎処分に処せられた。

7月10日からの名古屋場所はなんとか開催されることになったが、白鵬は出稽古さえもできず、心に大きなヒビが入った状態で、これではとても満足な相撲がとれないと悟って、休場を考えた。

しかし、よくよく考えてみれば、名古屋での本場所は年に1回である。それを楽しみにしておられるファンがたくさんいる。横綱として、その人たちを裏切るような真似をしていいのか。

こういう厳しい時期にこそ、ファンのためにいい相撲を見せるのが、横綱としての仕事ではないのか。それが相撲の信頼回復に向けてやるべきことではないのか。横綱である以上、それを率先してやっていく責任があるのではないのか----という思いが日を追うごとに強くなってきたのである。

私はあらためて心と体を一つにして、名古屋場所に臨もうと心に決めた。

■6.「相撲を守ってくれ!」

名古屋場所が始まった。チケットのキャンセルが相次ぎ、初日なのに空席が目立って、「満員御礼」が出なかった。

土俵入りの最中、観客席から「相撲を守ってくれ!」というかけ声が白鵬の耳に入ってきた。守るための方法は分からなかったが、とにかく連勝を続けることを考えた。

場所が進むにつれて、客足も戻り、7日目には初めて「満員御礼」の垂れ幕が下がった。白鵬は、土俵下で控えに座っているときから、なんともいえない感慨と有り難いなという気持ちを抱いた。

その日、私自身も連勝を39まで伸ばしていたが、帰り際、会場の愛知県体育館の周りに大勢のファンが待っている光景が目に飛び込んできた。そのとき思わず「うれしいな」という声が出て、胸が熱くなった。気が付いたら、車から何度も手を振って応えていた。

マスコミもやがて、野球賭博だけでなく、大鵬親方の持つ歴代3位の連勝記録45を抜き去るのかどうか、という話題を報道するようになっていった。

結局、名古屋場所で白鵬は全勝優勝を果たした。連勝記録も47に伸ばし、大鵬親方を抜いて、昭和以降で単独3位となった。危機に陥った角界を一人で支えた白鵬に、「白鵬、最高!」という暖かい声援が向けられた。

■7.陛下からのお励まし

しかし表彰式で土俵にあがって、優勝旗を受け取る白鵬は涙顔だった。「国歌が終わり、土俵を見たら、いつもなら置いてある天皇賜杯がなく、さびしくて自然に(涙が)出た」と後で語っている。

土俵下のインタビューでも、「この国の横綱として、力士の代表として、賜杯だけはいただきたかった」と声を震わせた。相撲が国技であり、神事であるならば、その優勝力士に与えられる栄誉は、天皇陛下からの賜杯をおいてない。それをいただけなかった無念さが、涙となった。

その無念さに、陛下は応えられた。陛下のねぎらいとお祝いのお言葉が、侍従長からの書簡として届けられたのである。次のような内容だった。

困難な状況にありながら、連日精励奮闘して幕内全勝優勝を果たしたのみならず、大鵬関の連勝記録を超え、歴代第3位の連勝記録を達成した白鵬関に、おねぎらいとお祝いをお伝えになるとともに、今後とも元気に活躍するよう願っておられる。

宮内庁によれば、陛下の祝意を力士に書簡で伝達するのは初めての事である。側近の1人は、今回の書簡は天皇陛下御自身の御発案だと明かし、「大相撲を長年、大切に考えてきた陛下は、野球賭博をめぐる問題を大変心配されていた。そうしたなかでの白鵬の頑張りに対し、何とかお気持ちを伝えたいと思われたのだと思う」と語った。陛下のお言葉に、白鵬は感じ入った。

陛下からこのような有り難いお言葉を頂き、光栄の至りである。陛下からの書簡を一人で何度も何度も読み返した。お言葉の一つ一つが心にしみた。それ以上の喜びはなかった。陛下のお言葉を糧に頑張らねばと思った。

■8.モンゴルの大横綱と日本の大横綱

言うまでもなく白鵬は、モンゴル生まれのモンゴル人であるが、その白鵬が、これほどまでに相撲の伝統に思いをいたし、それを支えようと頑張っている姿には、日本国民の一人として、ただただ感謝と敬意を表するのみである。

日本人を親として、日本に生まれれば、自動的に日本人になるわけではない。日本に生まれながら、日本の歴史伝統を理解しようともせず、さらには言われも無き悪罵を投げつける輩もいる。

日本人とは、生国や血筋には関係なく、日本の伝統を、その一端なりとも我が身に背負っていこうと努力している人々、と定義すれば、白鵬こそ真の日本人と言えよう。

ここで忘れてはならない事は、このような白鵬を育てた父親の存在だ。父親はモンゴル相撲の大横綱だったが、白鵬が横綱に昇進した際に、こうアドバイスした。

大横綱になるには、心・技・体がそろい、常に自分を磨くことだ。国民に愛される横綱になりなさい。

モンゴルの大横綱も日本の大横綱も、その本質においては変わるところはない。同様に、真の日本人は他国の人々からも理解され、尊敬されるだろう。それこそが国際派日本人と言える。
(文責:伊勢雅臣)

http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/

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2011年1月23日 (日)

6連覇白鵬は14勝で終える 琴欧洲、稀勢の里は10勝目

  大相撲初場所千秋楽(23日・両国国技館)14日目に6場所連続18度目の優勝を決めた横綱白鵬は大関魁皇を送り出し、14勝1敗で終えた。魁皇は9勝6敗。

 大関対決では琴欧洲が把瑠都を寄り倒し、大関陣唯一の2桁勝利をマークした。把瑠都は9勝6敗。大関日馬富士は関脇稀勢の里に一方的に押し出されて8勝止まりだった。殊勲賞の稀勢の里は2場所連続の10勝。技能賞の関脇琴奨菊は豪栄道に敗れ、11勝4敗。豪栄道も11勝を挙げた。初の敢闘賞に輝いた隠岐の海は敗れて11勝4敗。豊ノ島が1勝7敗から7連勝で勝ち越しを決めた。

 十両は春日王が栃乃若との12勝3敗の優勝決定戦を制した。

 白鵬が朝青龍と並ぶ最多の7連覇を目指す春場所は3月13日から大阪府立体育会館で行われる。(産経ニュース2011.1.23)

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 心技体が充実。

 すでに立派な日本の大横綱だ。

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しかし、菅が来ないでなんで枝野が来るんだ!

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金ボトル!

新年はじめて飲みに行き、いただいた金ボトル。

ありがとうございました、

今年もよろしくお願いします。

http://r.tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13040894/

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政策発表会、賀詞交歓会

 2年間の全国会重点活動テーマの折り返し地点として、その活動経過が

確認された。

 特に、昨年10月から開始した経営改善計画支援サービスについての

報告があった。

 ますます厳しくなる中小企業経営、会計事務所経営を強力に支援する

ために最大限努力したい。

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集中

味噌セットをいただきました!

信州味噌です。

暖かい味噌汁、作ってもらいます。

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勝間和代が公認会計士協会から懲戒処分!

 勝間和代さんが公認会計士協会から懲戒処分、継続的専門研修制度の義務不履行で(PJニュース) - 注目の社会トピックス - livedoor ニュース

【PJニュース 2011年1月21日】経済評論家兼公認会計士の勝間和代さんが、日本公認会計士協会から懲戒処分を受けていたことが明らかとなった。公認会計士は専門的研修制度として所定以上の単位を履修しなければならないことになっているが、勝間和代さんは平成21年度に所定単位数以上を履修せずに義務不履行者となった。そのため、日本公認会計士協会は懲戒処分として、2010年11月17日付で氏名などを公表した。今回氏名が公表されたのは219人。

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 金儲けもいいけど、しっかり研修受けろよ!

 

「企業財務会計士」を新設=待機合格者対策で13年から-金融庁

 金融庁は21日、公認会計士制度に関する懇談会(座長・東祥三内閣府副大臣)を開き、現行の公認会計士とは別の国家資格として「企業財務会計士」を創設することを決めた。2013年の試験から導入する方針で、24日召集の通常国会に金融商品取引法と公認会計士法の改正案を提出する。
 論文試験に合格しても、公認会計士になるのに必要な実務経験が積めず、会計士になれない「待機合格者」が近年増加。監査法人などが採用を抑制しているため、監査・税務以外の企業経理を担う新資格をつくり、企業への就職を促す狙いだ。

(時事ドットコム2011.1.21)

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 日本の金融庁さんはなにを考えているのか。

 金融検査マニュアルで金融行政をメチャクチャにして、

次は公認会計士制度まで壊そうとしている。

 そんなことしてないで、税理士を育てることを考えるべきではないか。

 しっかりしてくれ、財務省さん、国税庁さん。

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今年最初のラウンド(藤岡GC西)

 今回はフォーム改造中のラウンドとなった。

 前半はメチャクチャ・・・・・

 特にドライバーショットが・・・・・

 後半はなんとか・・・・・

 修行は続く・・・・・

 1番(4-7):1W、3I、5W、P、9I、2パット

 2番(4-6):5W、8I、56°、パター、2パット

 3番(4-5):1W、6I、3パット

 4番(4-7):5W(OB)、7I、3パット

 5番(3-4):5I、52°、2パット

 6番(5-8):5W、3I(1P)、4I、P、3パット

 7番(4-6):1W、7W、4I、9I、2パット

 8番(3-4):6I、52°、2パット

 9番(5-7):1W、5I、5W、5W、56°、2パット

10番(5-5):1W、5W、56°、9I、1パット

11番(4-4):1W、56°、3パット

12番(4-6):1W、5W、7I、9I、2パット

13番(3-5):4I(OB)、パター、1パット

14番(4-4):1W、5I、パター、1パット

15番(3-5):5I、56°、52°、パター、1パット

16番(4-7):3I(OB)、P、56°、パター、1パット

17番(5-6):3I、5W、6I、9I、2パット

18番(4-5):1W、5I、56°、2パット

 *藤岡GC西:out54(20)+in48(15)=102(35)

http://www.accordiagolf.com/guide/3570037/

前半×:後半△
×○最初のホール慎重に!
×△最後のホール慎重に!
××ドライバー:芯に当てる
××FW:芯に当てる
×△アイアン:ダウンブロー
△×アプローチ:転がしor52度
○○バンカー:1打で出す
×○パット:1パット以下5回、3パット以上4回
バーディー0、パー2、ボギー6、ダブルボギー6、トリプルボギー以上4。

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2011年1月22日 (土)

ザック日本、ベスト4進出!逆転で激戦制す

 サッカー・アジアカップ2011準々決勝(21日、カタール・ドーハ)2大会ぶり4度目の優勝を目指す日本は、MF香川真司(ドルトムント)の2ゴールなどで、カタールを3-2で下しベスト4に進出した。

 日本は前半、カタールに先制を許したが、香川の今大会初ゴールで同点。前半を1-1で折り返した。

 後半にはDF吉田麻也(VVVフェンロ)が2枚のイエローカードで退場となり、直後のFKを決められ再びリードされた。10人となった日本はFW前田遼一(磐田)を下げて、DF岩政大樹(鹿島)を投入。後半25分には香川がこの日2点目のゴールを決めて同点に追いつくと、終了間際に代表初先発となったDF伊野波雅彦(鹿島)が勝ち越しゴールを決めて、カタールに逆転勝ちした。

 日本は25日の準決勝でイラン-韓国の勝者と対戦する。(産経ニュース2011.1.22)

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 この勝ちは成長の証か・・・?

 韓国に勝てなければ意味はないが・・・

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『重要なのは未来の業績である』 (P.F.ドラッカー)

1.会社の経営には、いくつかの計器が必要である。業績を評価するための第1の計器は、市場シェアについてのものである。シェアは増大しているか。業績とは、過去、現在、未来についてのものである。重要なのは未来の業績である。したがって、重要なのは利益ではない。利益とは過去の業績にすぎない。

第2の計器はイノベーションについてのものである。イノベーションの実績は、市場シェアに見合っているか。将来性のあるイノベーションは行ったか。分野ごとにイノベーショ
ンの実績を見ていかなければならない。

2.第3の計器は生産性についてのものである。

第4の計器はキャッシュフローについてのものである。キャッシュフローさえあれば、利益が出なくても、かなり長い間やっていける。キャッシュフローが底を突き、将来性のある
部門を手放さざるをえなくなることは多い。したがって、現金のポジションを弱めるような売り上げの伸びによる利益の増大は、危険信号である。

3.第5の計器は収益性についてのものである。収益性とは、利益幅に資金の回転率を掛けたものである。したがって、利益幅と回転率の双方をよくする必要がある。問題は絶対値ではない。傾向である。勾配である。数字は大雑把であってよい。問題は数字のトレンドである。トレンドについての情報がなければ、自分たちの業績がどうなっているのか、正しい方向に進んでいるかどうかの見当がつかない。
(参考:「週刊ダイヤモンド」2010年7月31日号)

2011年1月21日 (金)

『中国古典を学び実行する』守屋洋(中国文学者)

1.中国古典は、日本人の教養の根幹でした。江戸時代の後半から末期にかけて、藩校や私塾で人材育成が行われましたが、そこで教えたのは、1つの例外もなく中国古典でした。先人たちは、中国古典を鵜呑みにしたわけではありません。日本の伝統の中にうまく取り入れました。中国古典から日本の先人が学んだことは大きく言って3つあります。

2.1つは修己治人。己を修め人を治めるです。上に立つ者はどうあるべきか、リーダーの心得です。2番目は経世済民です。国や組織をまとめていくにはどうすればうまくいくのか。政治や経営についての心得と言ってもいいでしょう。もう1つが、応対辞令です。人と会って話をする時の受け答えです。人間関係についての心得であり、外交交渉など交渉ごとの心得でもあります。この下地があったから、明治という時代を作り、20世紀という激動の時代を生き残ることができたのです。

3.薦めているのは次の3冊です。まずはやはり「論語」です。一番基本的な古典です。「論語」からは信頼される社会人、説得力のあるリーダーには何が必要かを学ぶことができます。残り2冊は「孫子」「韓非子」です。大事なのは知識を少しずつ実行に移していくことです。自分の体験の上に立って納得しなければ。そういうものが強いのです。
(参考:「日経ビジネス」2010年8月23日号)

2011年1月20日 (木)

桑田の初回盤は“快気祝い”の豪華版!

  食道がんの闘病から復帰したサザンオールスターズの桑田佳祐(54)の新アルバム「MUSICMAN」(2月23日発売)の初回限定版が、スペシャルボックス仕様になる。このほどジャケット写真と限定版の特典内容が発表された。初回盤には、全104ページの「MUSICMAN NOTE」と題した本が付く。桑田へのインタビューや本人による全曲セルフライナーノーツを掲載。参加ミュージシャンやスタッフによるレコーディング秘話も明かされる。特典は本だけでなく、全17曲の中から6曲のMV(ミュージックビデオ)を収録したDVDも。MVが特典になるのは、桑田作品のみならず、サザン作品でもこれまで実現したことがない。さらにDVDには、アルバム制作に密着したドキュメント映像や、MV撮影風景までが収録されるという。まさに桑田からファンへの“快気祝い”ともいえる豪華な初回盤となる。初回盤は4500円。通常盤は3300円。(テレ朝ニュース2011.1.18)

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2011年1月19日 (水)

『成長が続くリユース業界』

1.リユースとは一般にリサイクルと呼ばれ、中古品を取り扱う業界のことである。2010年度の国内市場規模は約5000億円と予想され、年率約10%で拡大が続いている。市場拡大に背景には、バブル経済以前の大量消費社会から脱却し、物品の無駄使いを抑え再利用する考え方が浸透してきたことや、消費者の節約志向が進んでいることがある。

2.今後も市場規模は年率8%程度で拡大が続くとみられる。リユース業界に対する認知度はまだ低い。一方で、リユース事業の強化を進める企業も多い。特に、中古衣料品を取り扱う店舗の増加が見込まれる。しかし、事業継続に一定のノウハウが求められるため、事業者の淘汰(とうた)も始まっている。
(参考:「野村週報」2010年10月4日号) 

2011年1月18日 (火)

『目利きは日々同じことの繰り返しから生まれる』高柳正盛(日経トップリーダー編集長)

1.今、わが国は、先行きが厳しいことは間違いないでしょう。とはいえ、中小企業経営者は手をこまねいているわけではありません。過酷なグローバル競争にさらされても、「自分の会社は絶対に勝ち抜く」という気概で、改革に取り組むしかありません。その一歩は日々の仕事から始まれます。コツは「何か変だ」と感じることにあります。

2.「目利き」は、日々同じことを繰り返すことから生まれると言われます。毎日玉ねぎの皮をむいていると、質の違う玉ねぎが納品されたときに「おかしい」と気付く。経営が乱れ
ることを察知する力も同じでしょう。日々の何気ない仕事から会社のたがが外れていることを見抜く。これこそが躍進の礎なのです。

3.肝心なのは、「あれっ」と思うことがあったら、それを決して見過ごさず、検証することです。そして改めるべきことがあれば、すぐに改善するのです。後回しにしてはいけません。そうした一見地味な取り組みが重要なのだと肝に銘じることが大切です。それこそが強い企業の要諦なのです。(参考:「日経トップリーダー」2010年8月号)

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2011年1月17日 (月)

『横柄・横暴・横着な人とはつき合わない』櫻田厚(モスフードサービス社長)

1.5年ほど前から体重増加をきっかけに、ウォーキングを始めました。医師によれば、歩くことで足の裏が刺激されると、全身の健康に働くそうです。これは健康維持のために無理に続けているわけではありません。自分が楽しい、気持ちがいいと思えてのことです。そして何より元気になれるのは、人と会って話をすることです。

2.その時、自分の中で決めているルールが1つあります。それは「横柄・横暴・横着な人とはつき合わない」ということです。そうした人は、初対面で、挨拶をする時の表情や態度、
言葉遣いなどからすぐに分かるものです。そんな人と会った時には反面教師として、以後のつき合いは控えるようにしています。
(参考:「日経ビジネス」2010年7月19日号) 

2011年1月16日 (日)

『一貫して変わらない背骨となる精神性の高さが必要』宇野郁夫(日本生命保険会長)

 6月初旬にスペインのマドリードで開催された世界保険会議で、日本生命の宇野郁夫会長が日本人として初めて基調講演を行った。

1.今回の金融危機の大きな特徴は、現代社会を覆う精神性の欠如だと思います。儲かればいい、自分さえよければいいという考えは問題です。たとえば、金融工学は、リスクリターンを計測する究極のツールと見なされたが、実は複雑な金融商品のリスクを「隠す」だけだったことがわかった。

2.生命保険会社というのは、短期間で急成長することはありません。20年、30年と時間をかけて契約者を守り、信頼を築いて大きくなっていく。買収したり、合併して大きくなるの
は、成長ではありません。

3.保険会社の経営者に必要なのはリーダーとしての誠実さ、高潔さ、そして「中庸の精神」の強さではないでしょうか。保険業界は、超長期にわたって、顧客に対しての責任をまっとうしなければならないわけで、そこで一貫して変わらぬ背骨となる「精神性の高さ」を堅持していくことです。
(参考:「週刊東洋経済」2010年7月10日号)

2011年1月15日 (土)

『成果を上げる四つの人間関係』(P.F.ドラッカー)

1.人間関係に優れた才能をもつからといって、よい人間関係がもてるわけではない。自らの仕事や人との関係において、貢献に焦点を合わせることにより、初めてよい人間関係がもてる。こうして、人間関係が生産的なものになる。まさに生産的であることが、よい人間関係の唯一の定義である。

2.仕事に焦点を合わせた関係において成果が何もなければ、温かな会話や風情も無意味である。逆に、関係者全員にとって成果をもたらす関係であるならば、失礼な言葉があっても人間関係を壊すことはない。大事なのは成果である。そして、成果を上げる人間関係に必要なものが、コミュニケーション、チームワーク、自主啓発、人材育成の四つである。
(参考:「週刊ダイヤモンド」:2010年8月7日号)

2011年1月14日 (金)

これから北海道に行ってきます!

これから札幌、定山渓に行ってきます。

道産子の若き会計人の集いに

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ゴルフの神髄(中部銀次郎)

内容(「BOOK」データベースより)

「技術を磨くことより心の内奥に深く問い続けることが大切」「自分の力を、甘くなく辛くなく正確に把握する。そこからすべては始まる」―。伝説のアマチュアゴルファー中部銀次郎が遺した、珠玉のゴルフスピリット。ゴルフを心から楽しむためのバイブル。「銀ちゃんこと」(青木功プロ)を新たに収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

中部 銀次郎
1942年、山口県下関市生まれ。甲南大学卒業。1960年、18歳で日本アマ初出場。1962年、初優勝。以後、17年にわたり通算6勝。1967年には西日本オープンでプロを斥け優勝。他にも数々のアマチュアタイトルを獲得し、「プロより強いアマチュア」と言われた。2001年12月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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息子の16歳誕生日!

 きょうは息子の16歳の誕生日!

 しかし時が経つのは早い・・・

 いまは高校1年生。

 世のため、人のために働ける人間になってほしい。

 高校生活を悔いなく、過ごせよ。

 おめでとう

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皇居を掃除するボランティアになれば天皇陛下に会えるという

 今年も新年一般参賀には多くの国民が集い、日本国民統合の象徴である天皇のもと新たな年を祝った。しかしその一方で、私たちは皇室の実態についてどれほど知っているだろうか。天皇とは何か、皇室とは何か。神道学者の高森明勅氏が監修した「天皇家の謎」をもとに、日本という国、そして日本人の心を改めて考えてみよう。

【お小遣いは、ほぼない】
 天皇陛下はじめ内廷の皇族方5人の費用(内廷費)は3億円余。ただし、ここから皇室祭祀にかかわる掌典職らの給与やその装束、供え物の費用、災害時の見舞金や寄付などもすべて支出される。自由に使えるお金はほとんどないといわれる。

【天皇はパスポート不要】
 国際慣例で元首はパスポート不要。よって天皇陛下はパスポートをお持ちでない。ただし皇太子殿下など一般の皇族方は、海外にお出ましのたびに宮内庁長官の要請で、外務省からパスポートが交付される。

【天皇は筆で書かれた免許証をお持ち】
 天皇陛下も自動車免許証をお持ちだ。といっても一般の自動車教習所に通うわけにはいかないので、赤坂御用地内で練習のうえ、昭和29年、20歳の時に品川区の警視庁運転免許試験場で、奉書のような大きな紙に筆で書かれ、警視総監の署名と印がある特製の免許証をお受けになった。

【皇居を掃除して陛下に会える】
 天皇陛下はほぼ毎週2回、皇居内で一般国民とお会いになっている。皇居勤労奉仕団へのご会釈だ。陛下が公式に会われるのが「拝謁」。非公式の場合は「会釈」という。お会いになるのはボランティアの皇居勤労奉仕団の皆さん。この奉仕は占領下の昭和20年12月から始まった。これまで120万人ほどの参加者がいる。15~75歳なら原則、誰でも奉仕団(15~60人)を作って参加できる。ちなみに、以前は菊の紋付きの「恩賜のたばこ」が参加者に配られていたが、禁煙運動に配慮してなくなった。

(週刊ポスト2011年1月21日号)

Hinomaru

【主張】道徳教育 大切にしたい公共の精神

 高校で道徳教育を重視する動きが広がりつつある。千葉県教育委員会は平成25年度から県立高校で道徳を必修化することを決めた。高校段階で「公」の精神や規範意識を育む意義は大きい。

 学習指導要領により小中学校には「道徳の時間」が週1時間ある。大方の高校にはホームルームなどを利用したおざなりなものしかないのが実情である。

 戦後教育では、「個性重視」に傾き、公徳心の育成が軽んじられてきた。助け合いや思いやり、がまんなどの徳目は本来、家庭でのしつけや子供同士の遊びの中で自然と養われるものだ。だが、高校生になっても、「公」を大切にする心が身に付いていない例を目にすることが少なくない。

 千葉県では有識者会議の提言を受けて、「自他のかかわりやつながり」「郷土への愛着や誇り」などを道徳教育の重要項目に上げ、県立高校で1年次に週1時間、道徳を必修にするという。道徳を重視する森田健作知事は「社会の中でお互いに助け合っていくという当たり前のことをしっかり伝えていきたい」としている。

 高校の道徳教育の先駆けは、茨城県で、平成19年度から道徳を必修にし5年目を迎える。生命科学やスポーツ選手の人生など生徒も興味を持ち読み応えのある独自教材に知恵を絞っている。

 東京都は19年度から都立高校で「奉仕」の授業を必修にした。通年で地域の清掃活動や福祉施設の体験などボランティア活動に参加させている。祭りなど催しの運営に携わる例もあり、困難に立ち向かう社会人から影響を受けたり地元への関心を強めたりして生徒には変化がみえるという。

 道徳は学年が上がるにつれて指導が難しくなる。米ハーバード大での「正義」をテーマにした授業が話題を呼んだが、生徒が興味を持つ題材や教育内容が不可欠だ。何よりも教える側の力や人間的魅力が問われる授業である。

 今春から道徳教育を重視した新しい学習指導要領が小学校を手始めに順次、本格実施される。一方で、民主党政権になって、小中学校の副教材「心のノート」の全員配布をやめるなど、道徳教育への取り組みは冷ややかだ。

 だが、専門家からは「品性を高め、感性を磨く道徳は教育の根幹だ」との指摘がある。徳育をおろそかにしてはならない。(産経ニュース2011.1.9)

2011年1月13日 (木)

プレジデント2011.1.31号「7割が赤字」中小企業が不況に勝つには(大武健一郎)

 現場を知り尽くしている、非常に鋭い提言である。

 ご参考までに掲示した。

「11131.pdf」をダウンロード

 

【櫻井よしこ 菅首相に申す】対中戦略はないのか?

 太平洋およびインド洋で国家の盛衰をかけた闘いが展開されている。米中印露および日本を中心にASEAN諸国、パキスタン、イラン、アフガニスタン、テロ勢力などが重要なプレーヤーだ。異なる民族、異なる宗教勢力が、核という大量破壊兵器とその運搬手段のミサイルを手にして、激しくせめぎ合うなか、戦略と気概なき国は他国にのみ込まれていくだろう。

 生き残るには、経済力だけでは不十分だ。アジアの大国であるわが国といえども、軍事力整備に踏みきる覚悟と、ユーラシア大陸、インド洋までを見詰めた大戦略なしには乗り切れない。

 日本の戦略はいかにあるべきか。その問題意識を持って私たち国家基本問題研究所の代表団は昨年12月、インドを訪れた。

 安全保障担当の首相補佐官、シヴ・シャンカール・メノン氏は、会うなり述べた。

 「国際政治の枠組みが急激に変化しています。経済も軍事も同様です。日印双方にとってのこの大好機をどう生かしていくか、戦略を話し合いましょう」

 同補佐官は、インドは官民こぞって、歴史的経緯と国柄から、日本こそ最も望ましいパートナーだと考えていると強調した。

 日印にとどまらず、国際社会の共通の課題は中国の位置づけである。メノン補佐官はこう述べる。

 「われわれは同じジレンマを抱えています。隣人(中国)は国境を侵すのをはばからず、われわれに直接的脅威を及ぼします。国力増大に伴い、彼らの外交や振る舞いは、強い自己主張で貫かれ始めました。日本は海洋と島嶼(とうしょ)問題に、われわれは陸上の国境問題に直面しています。それでもこの地政学的大国とは折り合わなければならず、日印は、中国に対して競争と協力という同じような解決策に落ち着きました」

 菅直人首相や仙谷由人官房長官らの民主党政権が、中国に心理的追従を続けるように、インドの対中外交にも半歩引く姿勢がないとはいえない。1962年の国境紛争での大敗が尾を引いているとの解説もある。加えて、インドは経済、軍事の双方で、現時点では中国にかなわないと考えがちだ。

 しかし、昨年12月、中国の温家宝首相の訪印時には気概も見せた。中国をはるかに凌(しの)ぐ技術大国で、中国に匹敵する経済大国で、中国に負けない軍事力も持ちながら、中国にまともに物を言えない日本に比べると、インドは真っ当な外交を展開したといってよい。

 国境問題でインドは譲らずに一矢報いたのだ。インド北東部のアルナチャル・プラデシュ(AP)州と北部のジャム・カシミール(JK)州は長年中印両国が領有権を争ってきたが、この1~2年、中国が特に強硬に出始めた。

                   ◇

 一部地域には軍まで送り込んで、強引に中国領としての既成事実を積み上げようとする中国に、インドは強く抗議した。中国は一向に応えない。そこでインドは、従来中印会談の度に、チベットと台湾は中国の一部として、「中国はひとつ」と表明してきたのを、12月の首脳会談では表明しなかった。台湾の独立を認めたわけではないが、明らかにインドは闘うべきところで闘っているのである。

 中国のインド攻略は入念である。中国は十数年かけてインドを取り囲む軍事拠点を完成させつつある。インドの対中対処能力を殺(そ)ぐために、インドと対立するパキスタンに核を与えた。北朝鮮に核を与えたのは日本を同様の状況に置くためだと、インドの専門家は指摘する。

 中国は1982年、トウ小平のときに、第三世界に核およびミサイルを拡散する方針を決定、その拠点が北朝鮮とパキスタンであることは専門家らが指摘してきた。第三世界への核拡散の元凶は中国なのであり、北朝鮮とパキスタンも同様だといってよいだろう。

 インド政府高官はこうした世界の核の事情を日本政府と日本人に知ってほしいと語る。インドとの原子力協定をめぐって、インドが核拡散防止条約(NPT)に参加していないこと、将来核実験する可能性があることをもって、日本が原子力技術の移転に二の足を踏んでいることを指しているのだ。

 「だが」と高官は語る。「インドは一度たりとも核技術を他国に広めたことはありません。インドの核保有はパキスタンの核の前では自衛の核が必要だという点に尽きます」

 NPT加盟国の中国と北朝鮮が核拡散の元凶であるという皮肉、NPT非加盟のインドが核拡散をしてこなかったという事実。日本の未来のための大戦略は、NPT加盟国か否かという外形にとらわれるのでなく、実態に基づいて構築されなければならない。日本は米国のみならず、インドとの協調を必要とするのである。中国に正しく向き合うためにも日米印の同盟、協調が欠かせない。そのためにも日印原子力協定に早期に踏み切るべきだ。

 戦略的視点から、私は前原誠司外相が提唱した日韓同盟も、北沢俊美防衛相が唱えた武器輸出三原則の見直しも支持するものだ。

 だがそうした発想を受け止める力は首相にはない。必ずや国民の支持を得たであろうに、武器輸出三原則の見直しは見送られた。時代を読みとれない首相には、日韓同盟はなおさら、荷が重すぎるだろう。

 メノン氏は戦略を語ろうと言ったが、わが国首相の貧しい発想には戦略などないのである。

(産経ニュース2011.1.13)

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“香里奈先生”ミニスカに慣れすぎて苦笑い

  女優、香里奈(26)が9日、川崎市内で行われた日本テレビ系主演ドラマ「美咲ナンバーワン!!」(12日スタート、水曜後10・0)の制作発表に出席、ミニスカ姿で美脚を披露した。(サンケイスポーツ

 ドラマは東京・六本木のナンバーワンキャバクラ嬢だった新人高校教師(香里奈)が、問題児を熱血指導しながら成長する物語。劇中で着用するピンクのジャケット&ミニスカ姿の香里奈は「もう慣れましたけど、あまりに慣れすぎて(撮影スタジオ近くの)コンビニにミニスカのまま行ったりします」と苦笑い。初の教師役に「若い人に必要な熱いメッセージを伝えたい」と気合十分だ。

 不良グループ役を演じる7人組ユニット、Kis-My-Ft2の北山宏光(25)は「ホント美人で…」と“香里奈先生”にメロメロな様子だった。(産経ニュース2011.1.11)

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 たしかに脚はきれいだ。

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2011年1月12日 (水)

【正論】年頭にあたり 評論家・西尾幹二 中国恐怖症が日本の元気を奪う

 これからの日本は中国を抜きにしては考えられず、特に経済的にそうだと、マスコミは尖閣・中国漁船衝突後も言い続けている。

 ◆対中輸出入はGDPの2%台

 経済評論家の三橋貴明氏から2009年度の次の数字を教えてもらった。中国と香港への日本からの輸出額は1415億ドルで、日本の国内総生産(GDP)約5兆ドルの2・8%にすぎない。日本の輸入額は1236億ドルで、2・4%ほどである。微々たるものではないか。仮に輸出が全部止まってもGDPが2%減る程度だ。高度技術の部品や資本財が日本から行かなくなると、困るのは中国側である。これからの日本は中国抜きでもさして困らないではないか。

 それなのに、なぜか日本のマスコミは中国の影におびえている。俺(おれ)たちに逆らうと大変だぞ、と独裁国家から催眠術にかけられている。中国を恐れる心理が日本から元気を奪っている。日本のGDPが世界3位に転落すると分かってにわかに自らを経済大国と言うのを止め、日本が元気でなくなったしるしの一つとなっている。

 だが、これはバカげている。日本の10倍の人口の国が日本と競り合っていることは圧倒的日本優位の証明だからだけではない。今の中国人は人も住まない空マンションをどんどん造り、人の通らない砂漠にどんどん道路を造り、犯罪が多いから多分刑務所もどんどん造り、GDPを増大させている。GDPとはそんなものである。

 ◆経済大国3位転落気にするな

 日本のGDPが下がりだしたのは、橋本龍太郎政権より後、公共投資を毎年2、3兆円ずつ減らし続け、14年経過したことが主たる原因である。効果的な支出を再び増やせば、GDPはたちまち元に戻る。子供手当を止め、その分をいま真に必要な国土開発、港湾の深耕化、外環道路の建設、橋梁(きょうりょう)や坑道の補修、ハブ空港の整備(羽田・成田間の超特急)、農業企業化の大型展開など、再生産につながる事業をやれば、GDPで再び世界2位に立ち返るだろう。

 わが国は国力を落としているといわれるが、そんなことはない。中国に比べ、国民の活力にかげりが見えているのでもない。拡大を必要とするときに、縮小に向けて旗を振る指導者の方針が間違っていて、国民が理由のない敗北心理に陥っているのである。

 しかし、いくらそう言っても、中国を恐れる心理が消えないのはなぜなのか。中国は5千年の歴史を持つアジア文明の中心的大国であり、日本はそこから文化の原理を受け入れてきた「周辺文明圏」に属し、背伸びしても及ばない、という無知な宿命論が日本人から元気を奪っているからだ。ある政府要人は日本はもともと「属国」であったと口走る始末である。日本がかつて優位だったのはわずかに経済だけである。それがいま優位性を失うなら、もはや何から何まで勝ち目はない。この思い込みが、中国をただ漫然と恐れる強迫観念の根っこにある。

 しかし、これは歴史認識の完全な間違いである。正しい歴史は次のように考えるべきである。

 ◆古代中国幕閉じ、日欧が勃興

 古代中国は確かに、古代ローマに匹敵し、周辺諸国に文字、法観念、高度宗教を与えた。だが、古代両文明はそこでいったん幕を閉じ、日本と新羅、ゲルマン語族が勃興(ぼっこう)する地球の文明史の第二幕が開いたと考えるべきである。漢、唐帝国とローマ帝国は没落し周辺に記憶と残像を与え続けたが、もはや二度と普遍文明の溌剌(はつらつ)たる輝きを取り戻すことはなかった。

 ことに、東アジアではモンゴルが登場し、世界史的規模の帝国を築き、中国は人種的に混交し、社会構造を変質させた。東洋史の碩学(せきがく)、岡田英弘氏によると、漢民族を中心とした中国民族史というものの存在は疑わしく、治乱興亡の転変の中で「漢人」の正体などは幻と化している。

 現代のギリシャ国家が壮麗な古代ギリシャ文明と何の関係もないほどみすぼらしいように、現代の中国も古代中華帝国の末裔(まつえい)とはほとんど言い難い。血塗られた内乱と荒涼たる破壊の歴史が中国史の正体である。戦争に負ければ匪賊(ひぞく)になり、勝てば軍閥になるのが大陸の常道で、最強の軍閥が皇帝になった。現代の“毛沢東王朝”も、その一つである。

 ユーラシア大陸の東西の端、日本列島とヨーロッパはモンゴルの攻略を免れ、15、16世紀に海洋の時代を迎えて、近代の狼煙(のろし)を上げた。江戸時代は17世紀のウェストファリア体制(主権国家体制)にほぼ匹敵する。日本とヨーロッパには精神の秩序があり、明治維新で日本がヨーロッパ文明をあっという間に受け入れたのは、準備ができていたからである。

 中国が5千年の歴史を持つ文明の大国だという、ゆえなき強迫観念を、われわれは捨てよう。恐れる必要はない。福沢諭吉のひそみに倣って、非文明の隣人としてズバッと切り捨てる明快さを持たなくてはいけない。(産経ニュース2011.1.12)

『大卒者の就職率(60.8%)』

1.文部科学省が実施した2010年度学校基本調査によると、今期(2010年)の大学卒業者は(学部卒)は54万1000人。このうち就職が決まった人は32万9000人で、就職率は60.8%と2年連続で低下した。前年比7.6ポイント低下と過去最大の下落幅を記録したこともあり、「大学に進学しても就職できない」という事態が当たり前になりつつある。

2.就職率の低下の大きな要因は、不況の長期化で企業の新卒採用数が大幅に低下しているため。一方、今春の大学進学率は50.9%と過去最高を記録。大学(大学院を含む)の学生数も4万1000人増の288万7000人とこれまた過去最高となっている。大学がレジャーランド化したといわれ始めた25年前と比べて5割増となっており、質の劣化もいわれて久しい。(参考:「週刊東洋経済」:2010年8月28日号)

国柄探訪: 和の家、和の心 日本の伝統家屋には、社会や自然との和を創り出す智慧が込められている。

■1.「子供の頃から見慣れた座敷」が「神々しい空間」に

福岡県の小倉から唐津に至る唐津街道沿いに築140年の町屋造りの家がある。2階建ての瓦葺き、白壁に格子窓の簡素な佇(たたず)まいが、両側の近代的ビルとはまったく別世界の気品を醸し出している。福岡市の都市景観賞を受賞している建物である。

この家は、東京世田谷で「日本の風土と文化に根ざした家造り」を目指す伊佐ホームズの福岡事務所として使われているが、その創業者・伊佐裕(いさ・ひろし)社長の生家でもある。伊佐さんは、毎年元日、その生家の神棚に向かう。

元旦、その家を護る神棚に餅を供えて蝋燭に灯をともすと、子供の頃から見慣れた座敷はゆらめく明かりに照らされて神々しい空間へと変貌する。

日本人は代々、こうして新年を迎えてきたのだろう。「見慣れた座敷」が、そのまま「神々しい空間」に変貌する。家は、住む人との間で、このような魂の交流を行う、ということを伊佐さんの著書から学んだ。その一端をここで紹介したい。

■2.土間の不思議な機能

日本の伝統家屋の特徴として「土間」がある。

土間とは住宅の中にあっても床を貼っていない地面のままの間取りをいう。読んで字の如く、生活空間である廊下や居間や寝室といった部屋よりも一段低く、地面と同じ水準にある家の「外」と「内」の「中間的な役割を果たす空間」で、昔の日本の民家にはなくてはならない機能の一つであった。

土間は履き物を脱がずに土足で使えるため、さまざまな生業(なりわい)の作業場として、竈(かまど)を中心とした煮炊きをする調理場として、あるいは、不意に訪れる隣近所の住民との気楽な語らいの場として重宝され、露出した土は屋内の温度や湿度を調整する役目も果たしていた。

筆者が子供の頃、よく一夏を過ごした田舎の祖父母の家、叔父伯母の家にも、みな土間があった。そこでは養蚕のためにとってきた桑の葉を仕分けする作業などを行っていた。

また隣近所の人たちが野良着で土足のまま、土間に入ってきては、板の間の部分に腰かけて、出されたお茶を飲みながら、家の人とおしゃべりをする、という光景がよくあった。

土間は内の生活と外の仕事との「つなぎ」の場であり、また家の者と外の人との、気のおけない和やかな交流の場でもあった。

■3.内と外との「和」を創り出す土間

職業柄、多くの来客がある人の家を、伊佐ホームズで造ることになった。新居には応接および打合せのためのスペースがぜひ欲しい、という要望があったので、7畳大の玄関土間を提案した。

プライベート重視の自宅の中に仕事の空間を設けても、そこが屋外と屋内の中間である土間であれば案外すんなりと生活との調和がとれる。靴を脱いだり履いたりするというような、ちょっとした行為をひとつ挟むだけでもオンオフの感覚は十分に変えられるのだ。

来客の側も、靴を脱ぐ必要のない土間は気兼ねがいらなくていい。とくにこの家の土間の場合、長さ3メートルの無垢のタモ材の式台(玄関の土間と床との段差がある場合に設置される板)が縁側のような雰囲気を醸し、その奥には土足のまま直接入り口まで行ける囲炉裏の客間まで設けられている。

つまり、土間の融通性をフルに活かし、この玄関だけで応接や打ち合わせの他、実に多様な来客のもてなしに対応できるつくりになっており、決して美観や遊び心を満足させるだけの空間ではないのである。

土間とは、内なる生活と外なる仕事、内なる住み手と外からの来客の「和」を創り出す空間だと言えるのかもしれない。「門戸を開放した玄関の大きな家は栄える」とは伊佐さんの持論だそうだが、生活と仕事の調和、家庭と近隣との調和のとれる家が栄えるのは、当然だろう。

■4.縁側 ~ 自然と人間生活の接点

土間と同様に、伝統的な日本家屋の特徴をなすのが縁側である。

日本家屋の張り出した軒とその下の縁側は、風雨や日射しから建物の劣化と快適な暮らしを守るための生活の智慧から生まれた。しかし、日本人はいつしか、内と外、自然と人間生活の接点である軒下の濡れ縁を心地よい場所として愛するようになった。

欧米の家では、室内と屋外は分厚い壁で分断されている。外の明かりは窓から入ってくるが、カーテンやブラインドで外部からの視線は遮られる。外の風も音もガラスで遮断される。

これに比べれば、屋根と床はあるが、壁がなくて庭に解放された縁側とは、内なる生活と外なる自然を結ぶ不思議な空間である。厳しい日射しを和らげ、雨を防ぎつつ、外の景色、風や音はそのまま入ってくる。夏の盛りに縁側に出て庭を吹き渡る風に涼をとったり、秋の夜長に虫の音を聞きつつ月を愛でたりする光景は読者にもおなじみだろう。

縁側は日本家屋の素晴らしさのひとつである。

雨音、葉音、風音、虫の音。

私は自宅にいてもよく軒先で自然の気配に耳を傾けるのであるが、とくに好きなのは朝方の雨音だ。自然のささやきを楽しむ感性は日本人に特有だといわれているが、それを育んできたのは縁側でのくつろぎのひとときだったのではないだろうか。

土間が内なる生活と外なる社会との「和」を創り出す空間だとすれば、縁側は内なる生活と外なる自然との「和」を醸し出す空間だと言えよう。

■5.格子の不思議な働き

屋外の強い光を和らげながら、屋内に明かりをもたらす格子戸、格子窓も、内と外とを結ぶ日本建築の智慧のひとつである。

中でも一般の住宅にもよく使われる格子は、窓や引き戸や扉等に用いられ、建物の採光と風通しを確保しながら外部からの侵入や視線を防ぐという相反する役割を果たし、家の内部においても、欄間、障子、襖等の建具に取り付けられ、実用と装飾の両面で日本間を日本間たらしめている。

格子の不思議な働きに関して、伊佐さんは生家での経験をこう語っている。

そういえば、私の生家の格子窓のある部屋はガラスが入っていなくてもなぜか暖かかったのを憶えている。子供の頃、私はそれが不思議で、面白くて仕方がなかった。千年の昔から今に格子が受け継がれてきた背景には、ただ古い伝統様式だからではなく、そんなふうに人に役立ち、感動や幸せをもたらしてくれる何かがあったことも関係しているのかもしれない----とは、いささか考えすぎであろうか。

伊佐ホームズで手がけた家のひとつでは、リビングルームに大きな格子戸を設けている。外から差し込む日の光が、漆喰の白壁や無垢の板床に格子模様を作る。

ふと足下や壁に目をやる度、さっきとは違う影の表情に気付き、光の強弱から空模様の変化や時間の移ろいを感じ取る。

あるいは夜の月明かり。

月光の淡い影を追いかけて楽しむことだって可能なのだ。我が先人たちも、千年の昔から、このように格子を通じて自然の移ろいを愛でていたであろう。

■6.「和なるもの」

伊佐さんの著書は『和なるもの、家なるもの』と題されている。「和なるもの」とは、伊佐さんがその生家を原点として、追求してきた家造りのテーマである。我が国の伝統的家屋が自然や社会との「和」を生み出すための様々な工夫を供えていることを理解すれば、「和なるもの」という言葉に込められた伊佐さんの理想が、身近に感じられるだろう。

この著書には、伊佐さんの生い立ちから伊佐ホームズの創業までの軌跡も書かれているが、「和なるもの」とは伊佐さんの生き方そのものでもあることが分かる。

伊佐さんの父親は、終戦後すぐに「新建材」を扱う「伊佐建材店」を設立した。

父は路頭に迷う人々が一日も早く人間らしい生活に戻れるよう手助けをしたいと考えた。それには、まず、家族揃って安心して暮らせる家が不可欠であった。しかし、食糧さえままならなかった終戦直後は建築資材や職人の数も絶対的に不足していて、もはや戦前のような天然木や壁土などを使った工法で必要とされるだけの家を建てることは不可能になっていた。

そこで注目したのが、ベニヤ板や石膏ボードなどの新建材であった。これらは大量生産によって低コストで安定供給でき、また品質が一定なので未熟な職人でも扱える。多くの人に早く安く家を供給したいとの志に導かれて、「伊佐建材店」は戦後復興と歩調を合わせて、大きく成長していった。

■7.家づくりを通して人を喜ばせたい

伊佐さんは、そんな父親の背中を見て育った。

普段、仕事中の父にはとても怖くて近寄れなかった。それでも、私が小学校から帰ると、父はどんなに忙しくても必ず仕事の手を止めて相手をしてくれるような、そんな愛情深い人であった。

その日学校であった出来事を話すと、いつも目を輝かせて楽しそうに聞き入ってくれた。父のそんな顔を見るのが嬉しくて、もっと喜ばせたい一心で、毎日、ひたすら一生懸命話して聞かせるのがいつしか私の日課になっていた。

振り返れば、あの父子のふれあいのひとときが、幼かった私に、人を喜ばせようとする気持ちの大切さと、それが相手を通して自分に返ってきたときのさらなる喜びを自然に学ばせてくれたように思う。

戦後復興、高度成長を通じて、新建材によって安価・大量に住宅を供給するという父親の志は、十二分に果たされた。豊かになった現代日本では、本物の家づくりが求められている。それが今の伊佐さんの志である。

たしかに時代は移り、世の中も人の価値観も大きく様変わりした。だが結局、私たち父子の目的はひとつ。

家づくりを通して人を喜ばせたい----ただそれだけなのである。

人を喜ばせ、それが相手を通して自分に返ってきた時の喜びを味わうとは、「和」の世界そのものである。

■8.「人も家も内を固めていくうちに風貌が出来ていく」

「本物の家づくり」と言っても、伝統的な様式をそのまま画一的に押しつけるわけではない。伊佐ホームズの作品のひとつに、奥まった土地ながら、外から見えるわずかな壁面にコンクリートの櫛引という特徴的な仕上げを施した、いかにも控えめながらシャープな外観の家がある。

この家の施主は眼科の名医として社会に多大な貢献をされてきた方である。医師に限らず、つねに多くの人々に夢や希望を与える役割を担っている方はいずれも内面から滲み出る独特の何にかを持っている。仕事を進める過程で、我々は率直でいて奥深い施主の人柄にすっかり魅了され、結果としてその印象がそのまま建物に宿った----いい顔をした家は、必ずしも意匠ありきでそうなったわけではないという好例といえる。

「家には顔がある。そして、その顔は実に住まう人の面差しに似ている」と伊佐さんは言うが、家の顔はこうした丹念なプロセスから作られていく。

人も家も内を固めていくうちに風貌が出来ていく。

魅力的な顔をした家には、必ず魅力的な人が住んでいる。

ちなみに伊佐ホームズの定義する「いい顔をした家」とは----
「住まう人の人柄、社会性を反映した、品格のある家」である。

そんな「いい顔をした家」があちこちに建って、そこに住む人々が自然や世の中との「和なるもの」を楽しんでいる。「大いなる和の国」には、そんな風景こそふさわしい。
(文責:伊勢雅臣)

http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogindex.htm

2011年1月11日 (火)

東大講義録 ―文明を解く―(堺屋太一)

出版社/著者からの内容紹介

「社会の原理」がみるみるわかる、大評判の講座!
東大生も感動した、授業の記録を全公開!!
読めばたちまち、時代を見る眼が磨かれる、明日を読む力がバッチリ身につく。

講義録から
「ハンニバルはどこから象をつれてきたのでしょうか」
「人口、技術、資源の三つが『文明の犯人』、そして四番目は?」
「日本は首都が変わらない限り、改革が成功したためしがありません」
「今の若者は、味と音と色と形の質に無頓着になりました」
「サラリーマンは人生をかけるような仕事ではありませんでした」
「劣情に基づく政策は、悪い政治です」
「公務員で出世したいなら、会議の席で『慎重に』といいつづければよい」
「これから成長するのは、時間産業です」
「不可能なことを強いられる者は、必ず頽廃します」
「好縁社会は人類の歴史を大きく変える可能性があります」

内容(「BOOK」データベースより)

「社会の原理」がみるみるわかる、大評判の講座!東大生も感動した、授業の記録を全公開!読めばたちまち、時代を見る眼が磨かれる、明日を読む力がバッチリ身につく。

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2011年1月10日 (月)

【主張】新成人に 君らの元気が次代を作る

 きょう成人の日を迎えた君たちは、一体どんな思いを新たにしただろうか。確かに政治も経済も先行き不透明の中で、就職もままならない若者世代には閉塞(へいそく)感だけがのしかかり、おとなになった喜びも夢もあったものではないかもしれない。

 しかし社会は、日本の将来を支えていく君たちに大きな期待を寄せている。そこで、君たちの多くが20歳を迎えた昨年に話題を呼んだ歌とテレビドラマに事寄せて、心からのメッセージを贈ることにしよう。

 植村花菜さんの「トイレの神様」は、多くの人に感動の涙を流させたヒット曲である。日常的に恩恵を受けながら、そのありがたさを忘れがちなトイレと同じように、「おばあちゃん」も大切な存在だったことに気づいた「私」は、「おばあちゃん ホンマに ありがとう」と詞を結んだ。

 自分の周りには、神様のように目には見えないけれども大切なものがずいぶんとあり、それに心を寄せれば心がピカピカに磨かれることを、この独白ふうの歌は暗に教えてくれている。

 新成人の諸君も、これまで守り育ててくれた両親や周りの人たち、仲間らに対し「ありがとう」の気持ちを新たにすることを、おとなへの第一歩にしてほしい。

 ドラマでは昨年、NHKの『龍馬伝』が評判となり、坂本龍馬ブームが起きた。今の時代が「龍馬」を求めていることがブームの背景にあるとの見方もある。当時も、外国の脅威が増しつつあり不安感がたれこめていた。

 そんな時代に土佐に生まれた龍馬は、19歳で江戸に出るや日本が置かれた厳しい状況に目覚め、やがて薩摩の西郷隆盛と長州の木戸孝允を結びつける。龍馬にしろ隆盛、孝允にしろ、みな20~30代で時代を動かしたのだった。堅苦しい身分制度を打破し、積極的に地域社会(藩政)や国の改革をめざしたからこそ、あの大偉業が成し遂げられた歴史に学びたい。

 ネット上に愚痴をこぼすだけだったり、「どうせよくならない」と諦めたりするような傍観者的態度は若者らしくない。春には統一地方選挙もある。投票権を行使し、「自らの将来は自らの手で」との意気込みで社会に積極的にかかわっていってほしい。

 おとなの身勝手な言い分に聞こえるかもしれないが、君たちの元気が国を元気にするのである。(産経ニュース2011.1.10)

【産経抄】1月10日

 元日の小紙の「正論」と「主張」は、くしくも「芯」という同じテーマだった。曽野綾子さんと小紙の中静敬一郎論説委員長は、ともに日本人の芯がむしばまれつつある現状に、強い警鐘を鳴らしていた。

 ▼先週末に開催された「土光杯全日本青年弁論大会」で、若者たちが熱っぽく語っていたのも、「日本の芯」についてだった。「フジテレビ杯」を受賞した針生繁太さん(19)=東北文化学園大=にとって、芯とは農業に他ならない。家は宮城県で十数代続く農家で、2年前に父親を亡くしたという。学業と農業の両立を試みたが挫折、その経験を踏まえて卒業後プロ農家として生きる決意を表明した。

 ▼「ニッポン放送杯」の青木優介さん(25)=東京理科大大学院=は、世界初の「痛くない注射針」を例に挙げて、国の誇りを技術で取り戻せ、と主張する。毎日インスリン注射を打たなければならない小児糖尿病の子供たちに笑顔を取り戻してもらおうと、命がけで開発に取り組んだ技術者たちにスポットを当てた。

 ▼最優秀の「土光杯」を獲得したのが、自らを「未来の防人」と呼ぶ中川結貴さん(22)=防衛大=だ。政治家と自衛官が共通した安全保障意識を持つ、国家のあるべき姿を語り、平和とは「自ら勝ち取る」ものだ、と力強く訴えた。

 ▼土光杯は、行政改革の旗振り役だった土光敏夫経団連名誉会長の「若い人の話を聞きたい」との一言で、昭和60年に始まった。当時、133兆円だった国の借金は、今や900兆円を超える。学生の就職難はますます深刻だ。

 ▼それでも「青年論客」の弁論を聞いていて、希望の灯火はまだ消えていないと確信した。彼らのような「芯」がしっかりしている限りは。(産経ニュース2011.1.10)

【サッカーアジア杯】日本がヨルダンと1-1

 【ドーハ=奥村信哉】サッカーのアジア・カップで1次リーグB組の日本は9日、ドーハのカタール競技場でヨルダンと対戦、1-1で引き分けた。

 日本は1トップに前田(磐田)、トップ下には本田圭(CSKAモスクワ)、左サイドに香川(ドルトムント)、右サイドには松井(グルノーブル)が入る攻撃的な布陣。劣勢だったヨルダンは前半終了間際、アブデルファタハのゴールで先制したが、日本は試合終了間際に吉田(VVVフェンロ)が得点し、追い付いた。

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本の29位に対し、ヨルダンは104位。

(産経ニュース2011.1.10)

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 まだまだだな。

 真の実力はついていないよ。

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浅間山

なんと美しい山でしょうか

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新成人、最少の124万人 各地でイベント

 成人の日」の10日、大人の仲間入りをした新成人の門出を祝う式典やイベントが各地で開催。総務省の人口推計によると、平成2年生まれの新成人は約124万人で、少子化を反映して前年より約3万人少なく、4年連続で過去最少を更新した。

 今年1月1日時点で20歳の新成人は男性が約63万人、女性が約61万人。調査を始めた43年以降、新成人が最も多かった45年(約246万人)のほぼ半数となった。総人口に占める新成人の割合は、前年比0・03ポイント減の0・97%となり、初めて1%を割り込んだ。

 2年はバブル経済の崩壊が始まったほか、日本人が人質になった湾岸危機が発生した。(産経ニュース2011.1.10)

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 早いもので今年は娘の成人式

 人の痛みがわかる優しい大人になってくださいね

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【ラグビー】帝京大、力でねじ伏せ2連覇

 最後まで自慢の腕力が衰えることはなかった。残り3分を切り、自陣から積極的にボールを回す赤黒のジャージーを確実に止め、最後はターンオーバー。帝京大フィフティーンが勝利の雄たけびを上げた。

 LOボンド、FLツイの両外国人を擁するFW陣がブレークダウンの攻防で優位に立ち、相手の反則を誘って得点を重ねる。後半に入るとスクラムでも圧倒。ボールを持てば、FWの近場をじっくりと時間をかけて攻め、早大が速攻を仕掛けても、早い集散でターンオーバーを繰り返す。力でねじ伏せた。

 昨年度に続き、対抗戦4位からの優勝だが、それには理由がある。「対抗戦も価値ある勝ちたい試合。しかし、そこで自分たちと相手の力量を見極めることも大切」と岩出監督。

 今季は春先からボールを動かすラグビーを模索したが、対抗戦で3敗を喫し、自分たちの強みを見つめ直した。攻撃の方が長かった練習時間を、対抗戦終了後は防御を7~8割に変更し、FWのパワーを前面に出したチームがぎりぎりで完成。プロップ吉田康は「4位から優勝できるのも力がある証拠」と胸を張る。

 戦略が功を奏しての2連覇に「(昨年度の)初優勝よりうれしい。しっかりと土台を固め、より大きな力を持てるようにしたい」と岩出監督。来季の目標は早明も果たしていない3連覇だ。(産経ニュース2011.1.9)

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 すばらしい突進力だった。

 連覇おめでとう

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アニメのタイガーがプレゼント!? 児童相談所にランドセル 群馬

■「伊達直人」名乗り

 前橋市野中町の県中央児童相談所に、ランドセル10個の“クリスマスプレゼント”が届けられていたことが27日、分かった。差出人は、人気プロレス漫画「タイガーマスク」の主人公と同名の「伊達直人」氏だった。住所や連絡先は書いてなかった。

 同相談所によると、相談所の正面入り口前に25日正午ころ、赤い紙で包装されたランドセル10箱が積み上げられているのを出勤してきた女性職員が見つけた。ランドセルは黒、赤各5個で、計30万円相当。クリスマスのメッセージカードが添えられ、「ランドセルです。子供達の為に使って下さい」と手書きで書かれていた。

 漫画「タイガーマスク」では、孤児院出身の「伊達直人」が覆面プロレスラーとして活躍し、ファイトマネーを施設に寄付する場面が描かれている。相談所では「差出人の本名という可能性もあるが、有名作品になぞらえたのだろう」と推測。

 ランドセルは来年、小学校に入学する児童養護施設の児童に利用してもらうという。

(産経ニュース2010.12.28)

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 いかにも本来の日本人らしい行動だ。

 「伊達直人」、いや「タイガーマスク」は僕らの永遠のヒーローだ。

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『成功に必要なのは才能ではなく勤勉』鎌田浩毅(京都大学大学院教授)

1.成功に必要なのは、実は才能ではなく勤勉である。人間の優劣は、その人がどれだけ精一杯努力してきたかで決まる。著者(スマイルズ著「自助論」)は、著名な画家の言葉を引用する。「諸君が天性の才能に恵まれているなら、勤勉がそれをさらに高めるだろう。もし恵まれていないとしても、勤勉がそれに取って代わるだろう。私は精一杯努力しようと決
めたのだ。天分に恵まれていないことくらい、自分で百も承知していたのだから」。

2.著者はただ観念的に勤勉であれと言っているのではない。勤勉になる習慣が身に付くための具体的な方法も開示する。たとえば、手帳を1冊携えて気にかかることをメモすれば、勤勉さは自然と身に付く。現代であれば、携帯でメモを書き、自分にパソコンに送ればよい。電車の待ち時間でも、会議と会議の間でも、気づいたときに記入できよう。

3.こうしたことを日頃から心掛けていれば、アイデアはいつか結実する。生物学者のダーウィンも哲学者のベーコンも、丹念に書き留めたメモから偉大な発想が生まれた。ここで大事なのは勤勉、忍耐、几帳面といったごく平凡な資質であり、決して天与の才能ではないということだ。
(参考:「週刊東洋経済」2010年7月31日号)

ミュージシャンのレディー・ガガ(Lady Gaga)をキャッチ!

[フランス/パリ発]

パリの街角で、ミュージシャンのレディー・ガガ(Lady Gaga)をキャッチ!いつも奇抜な格好で人々を楽しませているガガ、この日の格好は…?

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 これはないだろ・・・・・

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2011年1月 9日 (日)

焼酎違法転売で所得隠し指摘

酒の販売免許を持たずに人気の高い焼酎を転売して5年間におよそ18億円を違法に売り上げたとして、九州の個人や法人に対し、国税局があわせておよそ5億3300万円の所得隠しなどを指摘していたことが分かりました。

福岡と熊本の国税局によりますと、焼酎を違法に転売していたのは鹿児島や宮崎などの46の個人や法人で、いずれも酒を販売する免許を持っていないのに、人気が高く入手しにくい鹿児島産の焼酎などをインターネットのオークションなどで転売していたということです。違法な転売は、去年6月までの5年間に一升瓶にしておよそ33万本分、金額にしてあわせておよそ18億円に上るということです。中には、1本2500円ほどの焼酎が定価の10倍以上の値段で取り引きされたケースもあり、鹿児島県内の無職の男性は3年ほどの間におよそ3万2000本分を転売し、違法な売り上げは1億4000万円余りに上っていたということです。国税局は、46の個人や法人に対して、あわせておよそ5億3300万円の所得隠しや申告漏れを指摘し、およそ5400万円を追徴課税しました。福岡国税局は「酒の違法転売の指摘は年々増加していて、今後も厳しく取り締まっていきたい」とコメントしています。(NHKニュース2011.1.5)

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 インターネット社会ならではの脱税だな。

 しかし、やり過ぎだろう!

2011年1月 8日 (土)

ダイワマンシリーズ新TVCM「ダイワマンの恋」篇の放映を開始します。(お知らせ)

  大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市北区梅田三丁目3番5号、代表取締役社長:村上健治)は、俳優の役所広司さんを起用したダイワマンCMシリーズ最新版『“ダイワマンの恋”篇』を2011年1月2日(日)より全国でオンエアを開始します。

CMサイトはこちら http://www.daiwahouse.co.jp/daiwaman/index.asp?ad=pr

◆タイトル「ダイワマンの恋」篇その1、その2

◆出演者役所広司、唐沢寿明、黒木メイサ

◆放映開始2010年1月2日(日)より放映開始

◆広告主 大和ハウス工業株式会社

 今回の『ダイワマンの恋篇』は、現在OA中のダイワマンシリーズの続編です。監督の「ダイワマンXとウーマンのラブロマンスにしよう!」という思いつきを盗み聞きしてしまった役所広司さん。それはまずい!とダイワマンX役を代わりにやりたい役所さんは撮影前日、唐沢寿明さんをとあるバーに呼び出します。しかし、やる気満々の唐沢さんを前にタジタジの役所さんは、ダイワマンX役を奪還できずじまい。迎えた撮影当日、唐沢さんと黒木さんのラブシーン(?)を目の当たりにした役所さんは、我慢できずに遂に・・・・。シリーズに共通する、錚々たる俳優陣の絶妙な演技のやり取りと、3人揃い踏みの豪華さ、必見のCMです。 大和ハウス工業WebサイトにてCMの視聴や撮影エピソードを公開中 http://www.daiwahouse.co.jp/ad/cm/daiwamannokoi.html?ad=pr

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2011年1月 7日 (金)

『小さな改善の積み重ねが改革へつながる』遠藤紘一(リコー副社長執行役員)

1.「今こそ改革を実行すべきだ」。2008年9月のリーマンショック後、こうした言葉をよく聞く。小さな改善を積み重ねても焼け石に水。改革を断行して、起死回生のV字回復を狙うというわけだ。改革という言葉に多くの人が引かれる一方、改善については改革ほどの関心を払わない。だが、改善の効果を軽視してはならない。

2.例えば、一人ひとりの社員が毎日、100円を削減する改善活動に継続して取り組んだとする。年間の総労働日数を200日とすると、一人当たり年間2万円を削減できる。一方、リコーグループの社員数は、全世界で10万8500人。削減額は合計で21億7000万円になる。これは、改革がもたらす数字に匹敵するだろう。一日100円という小さな改善を積み重ねるだけでも、これだけの改革を起こせるのである。それに気がついていないのは、目に見えて大きな効果がすぐに表れないからだ。
(参考:「日経ビジネス」:2010年3月29日号)

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2011年1月 6日 (木)

『自発的に働く2つの仕組み』丹道夫(富士そば「年商70億円」社長)

1.人間が自発的かつ貪欲に働くためには、2つの仕組みが必要である。1つは、任せるからには、とことん任す仕組み。もう1つは、頑張ったら頑張っただけ、給料とポストを与える
仕組みだ。

2.任せたと言いながら、ああでもないこうでもないと口を出す社長は多い。彼らは、人をこき使うわりに、お金もポストもあまりくれない。これではやる気は出ない。だから、反対
に自由に手腕を発揮できて、なおかつ、頑張ったらお金と地位をきちんともらえる環境をつくれば、本当は楽をしたがる人間でも一生懸命働くものだ。
(参考:「日経トップリーダー」:2010年9月号)

2011年1月 5日 (水)

MUSIC MAN(桑田佳祐)、待望のニューアルバム、完成!

 2010年日本中に激震が走った、アルバム制作作業の中断、発売延期を経てニューアルバム『MUSICMAN』が完成。
先行シングル「本当は怖い愛とロマンス」「EARLY IN THE MORNING 〜旅立ちの朝〜」「君にサヨナラを」や、三井住友フィナンシャルグループCMソングとして1月1日よりオンエアされている新曲「月光の聖者達」」を含む全17曲を収録。 この時代に日本に生きるということとは、音楽を奏でることの意味とは…
桑田佳祐が全力で音楽と向き合い、すべてを注ぎ込んだ“超大作”が遂に発売。

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2011年1月 4日 (火)

月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)(桑田佳祐)2011年/平成23年

http://www.youtube.com/watch?v=1dslL6oWU7E

http://www.smbc.co.jp/cm/index.html(三井住友銀行)

http://www.smbc.co.jp/cm/index.html#/cm/2

http://www.smbc.co.jp/cm/index.html#/cm/4

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2011年1月 3日 (月)

初詣に行ってきました!

夢、決断、挑戦!

志を高く持ち続ける!

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【箱根駅伝】速報(往路完)東洋大が往路を新記録で制す 3年連続V

 第87回東京箱根間往復大学駅伝(東京・大手町~神奈川・箱根町)は2日、往路が行われ、3連覇を目指す東洋大が5時間29分49秒の往路新記録で3年連続優勝を飾った。

 史上3校目の学生駅伝3冠を目指す早大は、4区まで首位を保ったものの、3位でたすきを受けた東洋大の柏原竜二(3年)に16キロ地点で一気に追い抜かれ、5時間30分17秒で2位。東海大が3位で、3年連続優勝を目指す駒大は5位でゴールした。

 3日の復路は午前8時に箱根・芦ノ湖をスタートし、大手町までの5区間、109.9キロを走る。(産経ニュース2011.1.2)

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 山の神様が今年も激走した。

 スランプを感じさせない走りであった。

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2011年1月 2日 (日)

陛下「少しでもよい年に」 一般参賀に約8万人

新年恒例の一般参賀が2日、皇居・宮殿で行われ、7万7000人あまりが訪れた。天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻などの皇族方は計5回、長和殿のベランダに立ち、東庭に集まった人々の祝意に笑顔で手を振って応えられた。

 モーニング姿の陛下はすべての回であいさつし、「今年がみなさん一人一人にとり、少しでもよい年となるよう願っています。年頭に当たり、世界の平安と人々の幸せを祈ります」などと述べられた。

 陛下や皇族方は午前に3回、午後に2回ベランダに立ち、午前10時すぎに行われた初回には、この日最多の15方が姿を見せられた。

 病気療養中の皇太子妃雅子さまは、午後の2回分の出席は未定としていたが、結局、体調を勘案してすべての回でベランダに立たれた。(産経ニュース2011.1.2)

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元旦 おせち料理!

 元旦のおせち料理です。

 すっかり呑んでしまいました。

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【年のはじめに】論説委員長・中静敬一郎 「ひこばえ」に思う国家再生

 元日の朝、若水を汲(く)み、前年の邪気をはらう。今年をよい年にしたいとだれもが願う。光明は見えてきている。

 鎌倉・鶴岡八幡宮の玉砂利を踏んで境内を進んでいくと、しめ縄が張られた一角に出る。そこに2メートルほどのご神木の枝が冬空に向かって伸びている。

 昨年3月10日未明、雪のまじった強風にあおられ、突然、根元から倒れた樹齢推定1000年の大銀杏(おおいちょう)からの「ひこばえ」である。残った根から出てきた新芽をいう。幹の回り7メートル近い巨木は、800年ほど前に鎌倉幕府3代将軍、源実朝を暗殺した犯人の公暁が隠れたと伝えられている。

 枯死の危機を再生の好機に転化できたのは、関係者の組み合わせの妙によるものだ。根付きの措置をすばやく取った神社側、専門家の活用、天然記念物指定の解除と同様の扱いを即座に決めた神奈川県教育委員会の対応である。実際の指定解除は6月だったが、スピードと、ご神木を蘇(よみがえ)らせようと心を一つにしたことが大きい。

 幹の中心部にぽっかりと大きな穴が開いていたことも、倒壊して初めてわかった。芯がじわじわと蝕(むしば)まれていたのである。

 それにつけても日本という巨木も空洞化が進んでいると思えてならない。それを象徴するのは日米安保体制である。米軍普天間飛行場移設をめぐる民主党前現政権の迷走と無策だけでなく、自民党政権下でも移設問題を決着できず、集団的自衛権の容認を先送りしてきた。同盟国への攻撃を座視する相手では信頼は深まらない。

 ◆「一国平和主義」色濃く

 気付かぬうちに、日本の平和と繁栄を保障する国家の幹は侵食され、根元から倒壊寸前である。

 その要因は、空想的な憲法に基づく悪(あ)しき戦後の残滓(ざんし)といえる「一国平和主義」から、いまだに抜け出せないことだ。軍事の忌避が、尖閣諸島への中国の野心と無法を増長させてもいる。問われているのは国家の有(あ)り様である。

 歴史を振り返ると、今年は大激変が起きた節目の年にあたる。100年前の1911年には辛亥革命が勃発(ぼっぱつ)した。清朝が打倒され、共和制国家である中華民国が樹立された。20年前の1991年はソビエト連邦が崩壊した。10年前の2001年には超大国・米国が国際テロの挑戦を受けた。

 日本に関しては80年前の1931年、日本軍による満州事変が起き、翌年満州国が建国された。日本破局の序曲である。事変から10年後の1941年、真珠湾攻撃により敗戦に突き進んでいった。

 ◆伝統が世界企業育てた

 国家はやすやすと瓦解(がかい)する。芯がなく、うつろであれば、なおさらだ。日本の芯は、皇室に代表される伝統や、勤勉・礼節といった国民精神などに形容される。変化に対応して、芯といえる底力を作ってきたのは全国で2万を超える創業100年以上の企業だ。

 その一つに、1907年に創業され、戦艦大和や武蔵の砲身を手がけた日本製鋼所(資本金約197億円)がある。ユニークなのは、創業直後に刀剣作りの名匠を室蘭製作所に招聘(しょうへい)し、以来、作刀を守り続けていることである。

 複数の鋼を鍛え、錬(ね)り上げる日本古来の刀剣作りの手法が、600トンの鋼塊をくりぬき、不純物を除く鍛錬作業を必要とする原子炉容器製作につながる。今、世界の原子炉容器の8割を占める。

 室蘭製作所長だった佐藤育男社長によると、所長交代時の申し送りは「どんなに厳しくても作刀だけは継承する」ことだという。そして、こうも語る。「日本刀の切れるが折れない機能、それに美しさを追求することは原子炉容器作りでも同じですから」。世界中の企業が日本製鋼所に太刀打ちできない理由が少しわかる。

 日本人としての誇り、その芯がしっかりしていることがこの国の強みだ。ただ非力で現実離れした戦後国家体制ではこれまでにない激しい荒波を乗り切れない。占領を引きずる枯れ木を取り除き、芯を残した根株から「ひこばえ」を育むことが日本の希望である。

(産経ニュース2011.1.1)

2011年1月 1日 (土)

【産経抄】1月1日

  正月早々大雪に見舞われた方々には申し訳ないが、晴天の地方でもう初日の出を拝まれた人も多いだろう。昨日のお日様と変わらないけど元旦には手を合わせる。太陽の恵みを受けて稲作文化を育んできた日本らしい新年の迎え方である。

 ▼古代、大和地方で国づくりを始めた人たちの太陽への畏敬の念も厚かった。太陽神・天照大神を天皇家の祖先と信じるようになったのだ。大和からほぼ真東にあたり「太陽の門」のように思える伊勢の地に祭ったのも、そのためだった。

 ▼『日本書紀』によれば、大和から旅に出た天照大神自身が「可怜(うま)し国なり」とおおせになり鎮座が決まったのだそうだ。それが伊勢神宮である。以来、皇室の祖神というだけでなく、日本人みんなに豊かさをもたらせてくれる神として敬われてきた。

 ▼その伊勢神宮の年間参拝者が昨年、860万人を超えた。何と統計が残る明治28年以降最多なのだという。5年前に取材したときには、参拝者は年々減少傾向にあり毎年600万人程度ということだった。それだけに、この爆発的増加は驚きであり、大ニュースにも思えた。

 ▼神宮は2年後には、20年ごとに社殿を隣に移す「式年遷宮(せんぐう)」を迎える。その前後には参拝者が増えるというが、それだけではない。若い人を中心に今、神秘的な場所で力を得ようという「パワースポット」ブームがある。それに乗っかった面もあったらしい。

 ▼江戸時代、数次にわたって起きた「おかげ参り」という伊勢参拝ブームと似ていなくもない。その背景を探ってみる必要もありそうだ。いずれにせよ、日本人が古来の神々に目を向けることは歓迎していい。この国の成り立ちを考えるきっかけともしたい。

(産経ニュース2011.1.1)

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【正論】拓殖大学学長・渡辺利夫 闘争本能失った国と個人を憂う

 いずれのエッセーだったか思いだせないが、会田雄次先生が書かれたある文章を記憶している。

 母親と子供が民家でともに焼け死んでしまうという事故が連続して発生したことがあった。どうしてこんなに痛ましいことがつづくのかと先生は嘆き、ある想像をしていた。ひょっとして、母親は火をみて立ちすくみ咄嗟(とっさ)の行動を取れないまま火に巻かれてしまったのではないか。手の届くところにある花瓶やら椅子やらを投げつけてガラス戸を打ち破り、子供を避難させてやれなかったものか。

 学校でも地域社会でも他人と競い争うことなど悪であるかの如く教えられてきたため、危機から我(わ)が子を守る「闘争本能」が母親から失われてしまったのでないかと先生は述べておられた。

 ◆いじめにも抑止力で対抗

 そういえば、少年時代のことが思い浮かぶ。第二次大戦時、山梨県の甲府に生まれた私は米軍の空襲によって焼け出され、母の里の小学校で何年かを過ごした。田舎の小学校で私は異分子だったらしく、級友の“いじめ”の対象となった。弟を気遣う長兄は、鋭く研いだ鑿(のみ)を私の鞄(かばん)にしのばせて学校に通わせた。鑿を友に向けたことはなかったが、私がそれを隠しもっていることは皆にわかったらしい。以後、私に敵意をみせる者は誰もいなくなった。私に阿(おもね)るような態度の者まであらわれた。

 ままならぬ人の世に生まれ落ちた以上、人間は他人と協調すると同時に闘う気概をもたずして生をまっとうできない。当たり前のことだと私は思うのだが、なぜか現代の日本では協調のみが善しとされ、それがなければ生存が危ういはずの闘争本能を個人も国家もすっかり失ってしまったようだ。

 個人と同様、国家にも生存への強い欲求がある。だからこそ、国家は他国と協調したり提携したり結託したり、はたまた欺いたり脅かしたり戦争に打って出たりもする。むしろ国家や民族は、個人より一段と強くエゴイスティックな存在だといわねばならない。国家や民族が生存本能を没却しない以上、エスノセントリズム自民族中心主義)の克服など見果てぬ夢であろう。

 ◆自民族中心主義噴き出す時代

 冷戦という「大戦争」が終焉(しゅうえん)するや、人々は原初の情念に衝(つ)き動かされて固有の人種集団、宗教集団、言語集団へと分化をつづけ、その過程で地域紛争と呼ばれる「小戦争」を飽かず繰り返してきた。フランスの政治学者ドミニク・モイジは自著『「感情」の地政学』(櫻井祐子訳、早川書房)の中で、冷戦終焉後「自分が何者なのか、世界の中でどのような位置を占めるのか、生きがいのある未来があるかどうかに確信が持てない諸国民によるアイデンティティーの探求が、イデオロギーに代わって歴史の動力と化した」と述べている。モイジは、冷戦終焉により歴史は終わったと主張したフランシス・フクヤマよりも深く現実を凝視している。

 ◆憎悪の情念に囲まれた日本

 モイジのいう通りだと思う。反日感情を昂揚(こうよう)させ挑戦的な行動に出なければ、自らの情念を抑えきれない国々に日本は周辺を固められている。抗日をアイデンティティーとする中国共産党は「愛国主義」の旗を下ろして日本に向かうことはできない。韓国で「親日・反民族行為真相糾明特別法」が超党派の共同提案で成立したのは、つい5年前のことである。憎悪の情念を日本にぶつけてこない北朝鮮は想像することさえ難しい。

 メドベージェフ大統領とプーチン首相のロシア双頭体制が発しているメッセージは「1989年からこの方、お前たちはわれわれを厚かましくも見下してきた。だがそんな時代は終わった」というものだ、とモイジは解釈する。そうにちがいない。ならば、日本も臍(ほぞ)を固めるべきだが、そんな気配はない。専守防衛やら非核三原則を繰り返すだけで身がもつとは思えないにもかかわらず、である。

 我が政権党は、普天間飛行場移設という国家安全保障の問題をポピュリズム(大衆迎合主義)の軽い言葉で語って、唯一の同盟国との関係を手ひどく毀損(きそん)してしまった。それでも別段あわてている様子はない。韓国併合百年に際しては、道義において自国がいかに劣っていたかを諄々(じゅんじゅん)と説いて自国の歴史を貶(おとし)め、これをあたかも謙虚で率直で勇気のあることであるかのように粋がっている。

 中国船舶に領海を侵犯され、これを拿捕(だほ)したものの、船舶と船員は早々と帰国させ、逮捕・勾留した船長も結局は処分保留のまま釈放という屈辱を味わわされたのは、わずか3カ月前のことだ。北方4島は日本固有の領土だというのは口先だけ、ここにメドベージェフ大統領が来訪する蓋然(がいぜん)性が高いという情報があげられても、外交ルートを通じて訪問を阻止しようという気概などなかった。

 国家の本質にかかわることが立てつづけに起こっているのだが、指導者たちはこれらをさして深刻なものとして受け取ってはいない。日本と日本人の闘争本能はもう毀(こわ)れてしまったのか。(産経ニュース2010.12.31)

【紅白】桑田復活!2曲を披露 「アルバムもヨロシク」

 午後11時。ついに、桑田佳祐が登場した。食道がんの治療のために7月下旬に休養に入ってから、5カ月ぶりの復活だ。

 中継での出演で、場所は「30年以上、音楽を生み出し続けてきた都内のスタジオ」と紹介された。

 ホールから「復活おめでとうございます!」と声をかけられると、桑田は「ありがとうございます」。「ファンにメッセージを」と求められると、「全国放送なんですか、これ」とボケをかました。

 「大変ご心配をおかけしましたけれど、皆さんからの大変なご声援のおかげで、素晴らしい年になりました。私ごときのためにこういう場を用意していただいて本当にありがとうございます」

 殊勝な言葉が続いたが、「アルバムも完成したので、そちらの方もヨロシクお願いします」と売り込みを忘れなかった。

 披露した曲は、「それ行けベイビー!!」「本当は怖い愛とロマンス」の2曲。前半は赤い照明で桑田の歌をじっくりと聴かせ、後半は金色の扇子(せんす)を振り回しながら歌うパフォーマンス。“桑田らしさ”を硬軟織り交ぜて発揮し、完全復活を印象づけた。

 最後は、「申し訳ありませんでした」と締めくくり、次の曲を紹介して画面から消えた。

(産経ニュース2010.12.31)

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あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い致します。

Fujigennsou

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