『自分自身を正す』伊與田覺(論語普及会学監)
1.中国古典の「大学」には、「其(そ)の国(くに)を治(おさ)めんと欲(ほっ)する者(もの)は、先(ま)ず其(そ)の家(いえ)を斉(ととの)う」とあります。国を治めようと思うなら、先ず己の家をしっかり治めなければなりません。しかし、しっかりとした心掛けを持って臨まなければ、自分の家庭一つ円満に治めることはできません。そして、自分の家族をまともに治められない者に、国家や会社などの組織を立派治めることなどできないのです。
2.自分の家を斉えるためには、自分の身を修めることだ。自分の身を修めるためには、内なる心を正しくすることだ。内なる心を正しくするためには、感情を正常にすることだ。 「大学」では、このように段階的にかみ砕いて説かれていますが、これらは一つのものです。つまり、自分自身が正しくなれば、即(そく)国も正しくなり、天下も平らかになっていくのです。(参考:「致知」2011年4月号)
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