【大相撲名古屋場所】「全身全霊」日馬富士 2度目Vで白鵬の夢砕く
左上手が賜杯への命綱だった。鋭く当たって左で前ミツを引くと、出し投げで揺さぶり、横綱に体勢を立て直させる隙を与えない。最後は上手を深く取り直し、投げから崩して寄り切った。
持ち前の速さと技能で1分4秒にも及ぶ熱戦を制した日馬富士。「全身全霊の気持ちだった」。14連勝で手にした2度目の優勝は、同時に白鵬の史上初8連覇の夢を砕くものだった。
約2年前の初優勝より美酒の味は深い。「いろんな勉強があった」。昨年には結婚、長女も授かり守るべき家族ができた。一方で自身は右足首を負傷し、九州場所を途中休場した。そして続く八百長問題では兄弟子の安壮富士が引退。「先輩の分まで自分の相撲を頑張りたい」と奮起した。
燃える要素はもう一つ。前夜には、兄と慕う朝青龍から「緊張するなよ」と電話があり、集中力を研ぎ澄ました。
今場所は故障が回復し、稽古も積めた。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「力強さがうまくはまった」と評価。その上で「常に上を目指していかないと。まだ物足りない」と27歳の愛弟子に更なる奮起を促す。白鵬が一人横綱となった昨年春場所以降、優勝はすべて白鵬が手にする独壇場だった。好敵手の出現は横綱自らも望むところである。
来場所の綱取りに向け「与えられたチャンスをつかめるよう一生懸命に努力していきたい」と大関。10月に予定される結婚披露宴を横綱として迎えることは夢ではない。
(産経ニュース2011.7.23)
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足腰の粘り強さは凄い!
今後に期待だ!
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