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2011年7月 2日 (土)

『新興国市場の成長と収益の確保とは別問題』野口悠紀雄(早稲田大学大学院教授)

1.日本企業が外国人採用を増加させている直接的な理由は、アジア新興国における事業を拡大したいというものだ。主力マーケットを、国内と先進国から新興国へと転換しようとしているのだ。それはアジア新興国市場が急拡大しているからだ。こうしたことを背景として、「これからは新興国市場だ」との意見が多い。

2.しかし私は、新興国に最終消費財の市場を求めようとする方向には懐疑的だ。その方向のビジネスモデルが成功するとは思えない。「今後成長する市場が新興国である」のは間違いないが、それは「日本企業がそこに参入するのがよい」ことを意味しない。「新興国市場は拡大する」ことと、「日本企業がそこで高収益を上げられること」とは、まったく別問題なのである。

3.アジア消費者市場への参入が日本企業の救世主にならないと考える第一の理由は、他の先進国や新興国のメーカーがすでに参入しており、激しい競争が展開されているからだ。さらに大きな理由は、新興国で求められるのは、高品質の製品というよりは低価格の製品であることだ。ところが日本の製造業は、低価格製品の生産において比較優位を持っていない。「国内市場や先進国市場がダメになったから新興国」という発想には、比較優位の視点が欠落している。新興国とは低所得国であることを忘れてはならない。
(参考:「週刊東洋経済」2011年1月29日号)

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