清武代表解任「独断で会見強行、会社混乱」
プロ野球巨人の桃井恒和(つねかず)球団社長(64)は18日、東京・大手町の球団事務所で記者会見を開き、コーチ人事の介入をめぐり球団会長で読売新聞グループ本社会長兼主筆の渡辺恒雄氏(85)を批判した球団代表兼ゼネラルマネジャー(GM)の清武英利(ひでとし)氏(61)=の取締役解任を発表した。
清武氏は今月11日に文部科学省で記者会見を開き、来季のヘッドコーチ招聘(しょうへい)などの人事で不当な圧力があったとして、渡辺会長を「コンプライアンスに反している」などと批判した。これに対して、渡辺会長は「名誉毀(き)損(そん)が多々ある」などとする談話を発表し反論するなど、泥仕合の様相を呈していた。
この日、親会社の読売新聞グループ本社では臨時取締役会が行われ、球団の取締役を務めていた清武氏の解任を決定。これを受け球団でも臨時取締役会が開かれ、後任人事を決定した。桃井球団社長もオーナー職を退任して、新たに白石興二郎(こうじろう)・読売新聞グループ本社代表取締役社長が就任。清武氏の後任となる球団代表兼GMには、原沢敦球団副代表が就任する。
清武氏の解任理由として桃井オーナーは会見で、(1)独断で記者会見を強行し、会社を混乱させた(2)誤った事実や論評を公表し、読売新聞グループのイメージを著しく悪化させた(3)コーチ人事構想にかかわる機密事項を暴露し、その実現を困難にさせ業務遂行を阻害した-などを理由に挙げた。
一方、清武氏も同日夜、東京都内で取材に応じ、「上司や権力者が誤ったことをしたら、きちんとものを言うのが取締役たる自分の務め。弁護団を結成する。正々堂々、逃げ隠れしない」と話した。
(産経ニュース2011.11.18)
============================
内紛の理由は、派閥争い。
新旧対決は、旧に軍配が上がった。
« 【バレーW杯女子】日本、米国撃破 中国勝ち「五輪」は持ち越し | トップページ | 皇太子さま、ブータン国王夫妻にお別れ »
「野球」カテゴリの記事
- 2023年3月22日:第5回WBC:決勝(2023.03.22)
- 広岡達朗 人生の答え(藤平信一、広岡達朗共著)(2022.05.16)
- 嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか(鈴木忠平著)(2022.01.12)
- 薬物依存症(清原和博著)(2020.09.16)
- プロ野球怪物伝 大谷翔平、田中将大から王・長嶋ら昭和の名選手まで(野村克也著)(2019.12.19)
「経営」カテゴリの記事
- スタンドUPスタート(2023.02.03)
- 決戦!株主総会 ドキュメントLIXIL死闘の8カ月(秋場大輔著)(2022.08.15)
- 新・現代会計入門 第4版(伊藤邦雄著)(2022.05.27)
- 成しとげる力(永守重信著)(2022.05.24)
- 映画「七つの会議」(2022.04.08)
« 【バレーW杯女子】日本、米国撃破 中国勝ち「五輪」は持ち越し | トップページ | 皇太子さま、ブータン国王夫妻にお別れ »
コメント