『和の精神と公を思う精神』竹田恒泰(慶應大学講師)
1.いま、中国で話題になっている日本人の写真があるそうです。それは、地震当時、帰れなくなったサラリーマンが駅の階段で、人が通れるように真ん中を空けて、電車の再開を坐って待っている姿です。日本では当たり前ですが、他国ではみんなお構いなしに坐るでしょう。「これは教育の賜物である。GDPで得られるものではない」と中国語で書かれ、わずか数日でネット上で7万回も閲覧されています。
2.日本のことを一番悪く言っている中国ですら、日本人の精神の美しさに共鳴しています。私たちは、もちろん日本のために復興するのですが、日本がこの和の精神と、公を思う精神をもって見事に復興を遂げた時、私は世界が変わるような気がします。
(参考:「致知」:2011年6月号)
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