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2011年12月14日 (水)

『中核部品は日本で集中生産』野路國夫(コマツ社長)

1.経営にはぶれない軸が必要だ。コマツで言えば需要地で生産し、いったん工場を作ったら決して撤退しない。そしてエンジンなどの中核部品は日本で生産する。経営者が代わっても世の中が変わっても守るべき一線は変えない。中核部品を日本で集中生産するのは、強さの源泉だから。日本は技術革新を起こす上でドイツと並び世界で最も恵まれた国だ。素材から加工までピリッと光るさまざまな企業が集中している。この有効さを理解すべきだ。

2.数年前、「建機需要が急増している中国でエンジン工場を作ろう」という意見が出たが、反対してやめさせた。一時的にコストが下がっても長期的に競争力が低下する。日本のような技術革新が起こらないからだ。

3.工場は生き物で常に変化している。工場の今の姿を知らなければ、1000億円をかけても有効な対策は打てない。当社では工場の点検保守を普段から自前でしている。200人の保全要員を抱えており、決して減らさない。コストを考えれば外注するという選択肢もあるが、今回の震災では彼らが大活躍したからこそ早期に復旧できた。コストだけを考えて経営はできない。

(参考:「日経ビジネス」2011年6月13日号)

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