『先を読む経営』
1.コーヒーの値上げに踏み切る外食業が後を絶たない。今年2月スターバックスコーヒージャパンがショートサイズなどを10~20円値上げしたのに続き、6月には日本マクドナルドもSサイズを20円値上げした。その背景にはコーヒー豆の価格高騰というやむをえない事情もある。「企業努力で賄える範囲を超えている」(コーヒー国内大手メーカー)。実際、コーヒー豆は昨年に比べて2倍以上に高騰。
2.そんななか、ドトールコーヒーは「豆の価格が高騰したという理由だけで今すぐ値上げするようなことはしない」と、価格据え置きを明確にした。ではなぜドトールは静観していられるのか。同社は、豆の価格高騰を見越し、店舗修繕などにかかる今期分の経費を前期に前倒ししている。人員の見直しや本社経費の削減などもさらに進める考えだ。
(参考:「週刊ダイヤモンド」:2011年6月25日号)
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