おかげさま いっぱい(足立大進)
形式にまったくこだわらず、自らを“佛教界の反逆児”と称する足立大進老師様。円覚寺の管長を30年にわたり務められましたが、 2010 年に退任。存命中の管長が交代するのは、円覚寺の長い歴史の中でも極めて異例なことでした。
管長職を辞されたそのお心には、「何百人、何千人の前で一方的に話すのではなく、一人ひとりとゆっくり向き合いたい」という思いがあったようです。
そのお心を映すように、老師様のご法話は、お経の中の物語を平易な言葉で紹介したり、お檀家さんの親子喧嘩など卑近な例を上げたりと、難しい佛教の教えを実に分かりやすくお説きになるので大変人気があります。本書では、老師様のご法話から、現代の人々の心を明るく照らすようなお話、 32篇を選び抜きました。
人間の心は御しがたい。人間が生きていくということは、実に大変なこと。しかし、人は「心」のもちようでいくらでも変われると、繰り返し説か れます。
「今日一日」「ただ今」を生きる指針に溢れた1冊です。
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