仏語『財欲』
「拝金主義」
「金の亡者」
「金にうるさい奴」
こんなレッテルはつけられたくないものです。
汚名だといえましょう。
金は必要だけども金に振り回されるような一生をごめんだ、と
思われる方が多いでしょう。
生きる目的は「金をもうけることだ」とでも言おうもんなら
あまりに「私は俗物です。」と宣言しているようなもんで
言うのははばかられます。
ところが実際はどうかといえば
毎日毎日願っていることは
「お金ほしいな。。」
の一言です。
お金をどれだけ自分のものにできるか
これが原動力で
みな動いています。
「不幸のほとんどは金で解決できる」
と菊池寛は言ってのけましたが、
笑えません。
自分の悩みを思い描いてみると、
「あれってお金があれば解消するよな。。」
というものではないでしょうか。
「あ~、お金さえあればな。。。」
と口をついて出てきます。
世の中じゅうが金を命に生きています。
何をするにも、誰と話するのも
儲かるか、損するか、
の損得勘定を始めます。
高邁な思想を掲げて進む者も
金のために節を屈し、
曲がっていく者がどれだけいることでしょう。
金のためなら、
どんな恥ずかしいまねでも
醜い真似もする
仏教ではお金を欲しいという欲を『財欲』といい、
5つの代表的な欲の一つとして説かれています。
財欲の奴隷となり、
酔生夢死する人ばかりだと
釈尊は仰です。
【金は使う人となれ金に使われる人となるな】
と生涯言い聞かせていきます。
(「生きる意味を教えて」ズバリ示された親鸞聖人の明答:菊谷隆太)
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