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2012年1月18日 (水)

仏語『意業』①

「業(ごう)」とは

インドの言葉で「カルマ」

日本の言葉で言えば「行為」のことです。

私たちは三つの方向から

いろいろな行いをしますので、

これを仏教では『三業』といいます。

・意業(いごう)…心で色々思うこと。

・口業(くごう)…口で色々しゃべること。

・身業(しんごう)…体で色々やること。

これをまとめて身口意の三業といいます。

この三つの業の中でも、

仏教が最も重視するのは意業です。

「何をやったか」よりも

「何を言ったか」よりも

「何を思ったか」を問題にするのです。

こういうと、

「別に心で思うくらいいいじゃないか。」

と反論する人もありましょう。

口で言えば人を傷つけることもある

だから気をつけなければならない。

体で行動すれば法に触れて捕まることもある

だから律しなければならない。

しかし心で思っていても

別に誰に迷惑をかけるわけではないし、

とがめられる心配もない、

だから別に「思う」ことくらい、どうでもいいじゃないか、という主張でしょう。

では、なぜ仏教では心を最も重視するのか。

(「生きる意味を教えて」ズバリ示された親鸞聖人の明答:菊谷隆太)

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