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2012年2月23日 (木)

『リーダーシップ 胆力と大局観』(山内昌之)

 「奇兵隊内閣」を自称した首相がいた。自らの離党を坂本龍馬の脱藩にたとえた野党党首もいた。歴史小説を好む政治家は多いが、安直な志士気取りは、かえって歴史的教養のなさを露呈させる。

 現在生じている事象も、歴史を研究すれば、必ず過去に似たような事例が存在する。古今東西の史書に通じた歴史家である著者は、歴史の中のリーダー像を論じつつ、現代日本の政治家が歴史の素養に乏しいことを危ぶむ。

 「英米の政治エリートは歴史が教養のベースにあります。フランスなら哲学。日本の政治家はいずれもなく、強いて言えばテクノクラート(実務官僚)的な法解釈。追いつけ追い越せの時代ならそれで良かったかもしれませんが、これからは自分自身が歴史をどう見るか、どう歴史を作っていくかという意識がない政治家は、淘汰(とうた)される」

 リーダーの条件は、つきつめると次の3点に集約される。修羅場に動じない胆力、人材を引きつけ、使いこなす人心掌握力。そして、局面全体を見通し、物事に正しく優先順位をつける総合力だ。

 総合力は、大局観とも言い換えられる。それは、歴史学者が必要とする能力とも重なるという。「歴史を書くということは、微細を論じつつも、どこかでマクロの視点を持たなければならない。つまり大局観が必要で、しかも言語による説明が求められる。これは、政治家にも通じる」

 歴史の素養を身につけるには、歴史小説では不十分だ。日本の政治家が読むべき史書として、3冊を挙げる。

 「まず北畠親房の『神皇正統記(じんのうしょうとうき)』。南朝の政治家が自ら書き、自己批判も見られるずば抜けた歴史書です。加えて、権力闘争に満ちた鎌倉幕府の統治の書である『吾妻鏡(あづまかがみ)』。支配階層が、自分の体制にどう正統性を与えようとしたかという点で、新井白石の『読史余論(とくしよろん)』もいい。現代語訳でもいいから、原典に当たることです。古典は読むこと自体が知的訓練になりますから」

(産経ニュース2011.10.30)

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