『経営資源を重点投下』澤田秀雄(HIS会長)
1.ハウステンボス(長崎県佐世保市)をHISは2010年4月に20億円を出資して子会社化した。当初は2012年度に営業利益で黒字化する見通しだったが、2011年9月期に開業以来、初となる営業利益の黒字化が実現しそうだ。澤田会長が打ち出した戦略は「売上高の2割増と経費の2割減」。場内の3分の1を無料ゾーンとし、有料の3分の2の部分に経営資源を重点投下してきた。
2.場内の売店やレストランを整備し、営業時間を長くしたり、閉鎖中の建物をミュージアムとしてオープンさせるなどして、「にぎわいが少ない」というこれまでの客の不満解消を図ったのだ。集客拡大に向けて値下げもした。従来の大人3200円の入場料を、通常期2500円、ピーク時3000円に引き下げ、夕方の入場料を期間限定で1500円とするなど、おトク感を演出した。他方、これまでの年配客を逃がさないように、ガーデニングやイルミネーションにも力を入れてきた。
(参考:「週刊ダイヤモンド」2011年9月10日号)
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