【競泳】北島、4大会連続出場…目指すは頂点のみ
電光掲示板でタイムを確認した北島が、力強く右拳を握る。58秒90。自身の日本記録を0秒01更新して4度目の五輪切符をつかみ、「今回、違った意味で格別な気持ちでいっぱい。高いレベルでオリンピック代表を決められたのはうれしい」とうなずいた。
50メートルの通過は27秒69。ターン後も両手両足で力強く水をとらえる。「一騎打ち」のライバル立石を、一気に突き放した。前半は北京五輪でマークした日本記録より0秒34も上回るペース。積極的なレースには狙いがある。昨夏の世界選手権決勝。隣のコースで27秒20のハイペースで折り返したダーレ・オーエン(ノルウェー)に全くついていけず、自分の泳ぎを見失った。結果1分0秒03もかかり4位に沈んだ。
29歳。周りからは、銀メダルを獲得した200メートルだけを押す声も聞こえた。それでも北島は2種目にこだわる。「100の勝負も楽しいんだよね。これまで簡単に勝ってきた訳ではないし、強い選手を追うという昔の気持ちでやれているから」
2004年アテネ、08年北京に続き、五輪で目指すものは頂点のみ。だから「ことしは隙をつくりたくない。ちょっとでも弱い自分を穴埋めしたい」とも。残す200メートルでも、好記録で世界にアピールする。
(産経ニュース2012.4.3)
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メンタル、強ええ!
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