【プロ野球】ノーヒットノーランの広島・前田健 昨季の悪夢振り払う
九回裏、DeNAの梶谷へ投じた122球目。打球は目の前にゴロで飛んできた。「大事にいった」と丁寧に一塁へ送球し、試合終了が宣告されると、両手で大きくガッツポーズ。史上74人目となるノーヒットノーラン達成。「本当に、まさかできるとは思わなかった」。広島の前田健が満面の笑みを浮かべた。
抜群の球の切れと制球力でDeNA打線を寄せ付けず、八回まで出した走者は四球の1人のみ。偉業を目前にして最も緊張が高まる九回は、自らの過去との戦いだった。昨年10月25日のヤクルトとの最終戦。1-0で迎えた九回1死まで無安打無得点を続けながら2失点し、サヨナラ負けを喫した。
それだけに、最終回のマウンドでは「ヒットを打たれたシーンが何度も頭をよぎった」と明かす。四球で走者を出しはしたが、それでも後続を抑え、大記録を達成。昨季とは違う姿をファンに見せつけた。
2010年に15勝8敗、防御率2・21で、最多勝、最優秀防御率のタイトルを獲得。セ・リーグ投手として6年ぶりに沢村賞を受賞した。しかし、昨季は10勝12敗と不本意な成績に終わった。オフには結婚もし、今季に懸ける思いは並々ならぬものがあったが、早くもピッチングに表れた。
「昨年より成長できたかな」。大きな壁を越えて球史に名を刻んだ若きエースは胸を張った。
(産経ニュース2012.4.7)
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以前から注目していた選手。
高校はPL学園で入団時はそんなに注目されていなかったが、
プロに入ってから頭角を現した。
カープの育て方は定評がある。
FAで読売だけは行くなよな。
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