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2012年4月13日 (金)

これからの日本人へ(松下幸之助著)

◎担当から◎

あの東日本大震災から半年以上の時が経ち、次第に「復興」の姿が見えてきたようにも思えますが、その間、急激に強まった円高傾向や政治のリーダーシップ欠如による日本経済の混乱、また大手企業の一部経営者による、社会的責任をないがしろにした不始末……こうした一連の状況が、日本の未来に大きな影を落としています。

この「国難」といえる年の終わりに、また新年を迎えるにあたって、PHP研究所ができることとはなにか――。弊社では、「いま」そして「これから」を真摯に誠実に、そして懸命に生きようとされている多くの方々に向けて「勇気」と「希望」が凝縮された松下幸之助の言葉・メッセージを全著作・発言記録のなかから選び抜き、ご提供することにいたしました。

幾多の困難とともに長き人生を歩んできた松下幸之助が、その困難と対峙するうえでどのような考え方・生き方を大切にしてきたか、本書『これからの日本人へ』にそのエッセンスが凝縮されています。そして、2011年という年を今後忘れないようにするために、本書のタイトルには「311」の文字を添えました。

ここではその中から、数編の言葉をお届けします。

また、松下幸之助専門サイト 松下幸之助.com で、本書の目次と数編の言葉を公開しています。あわせてご覧ください。

PHP研究所経営理念研究本部


日本はよい国である

日本はよい国である――この単純明快な、子供でも言える言葉に、じつは「松下幸之助らしさ」があります。松下は、人間は「磨けば光るダイヤモンドの原石のようなもの」だと考えていました。人間には誰しも素晴らしい能力が秘められており、その能力を発見し活かしきることで光り輝くという人材観は、みずからの経営においてつねに活かされました。まず「よい」ものであるという前提から考えるのが、松下です。それを磨けるかどうか、活かせるかどうか、なのです。日本という国にも、もちろん欠点はある。けれども二千年以上ものその歴史を俯瞰してみれば、不思議な運命を持った素晴らしい国であるとしか思えない。その恵まれた国において、自分は活かされて生きているのだ。そういう発想があったから、松下は「日本はよい国である」「もう一度同じ境遇に生まれたい」と断じたのでしょう。「この子にはこの子だけの才能がある」「私にはきっとできる」「彼なら必ず立ち直る」――まずそう想い、自信を養い、誇りを持つ。それが傲慢な誇りではなく、松下のいう、「謙虚なる誇り」に基づくものならば、そこから困難打開の道がひらけるとともに、日々着実に新しいなにかが生み出されていくのではないでしょうか。

“国敗れて山河あり”という言葉があります。たとえ国が滅んでも自然の山河は変わらないという意味ですが、山河は、またわれわれのふるさとという意味です。歴史に幾変転はあっても、人の、ふるさとを想う心には変わることがありません。同じように、この国に祖先が培ってきた伝統の精神も、流転興亡を貫いて変わらないのが本当の姿です。そして人間精神といい国民精神というのも、ひとしくお互い人間の基本的な心がまえであると考えます。何よりも明らかなことは、われわれが日本という尊いふるさとをもった国民であるということです。これを自覚し、これを誇りとする心が、あらゆる面の活動の基本なのです。そこに初めて、お互いに納得のいく働きが起こり、心と物の二つながらの再建が行なわれると考えるのです。

『わが経営を語る』より

***

 日本人はある一つのいい種をつかめば、自分の土壌に植えつけて立派な花を咲かす、立派な実を結ぶ、そしてそこからいろいろな創造をしていくというような力と申しますか、そういう本質をもっている。これが日本人の一つの天分であり、そういうものをわれわれは与えられておる、そういうものをもって生まれてきておる、とこういうことを考えていいと思うんです。  

『松下幸之助発言集6』より

***

 どんなに辛く苦しくとも、やはり何とか自分で考え、自らが解決しようとする。このことが人間の姿勢として、基本のものだと思うのですね。そうすれば必ず新たな道がひらけてくると思います。ところが、いまの世の中はその反対ですな。甘えをすすめるような世の中ですわ。しかも、これまでお互い日本人が甘えつづけてきたそのツケが、いま社会の各面にあらわれ、放っておいたら国の滅亡にまでなりかねない状態になりつつあるのですよ。こんなことにならないためにも、まず、あなた自身が甘えを捨て、自らの足で立つことを考える。そういう見方を養ってほしいのですね。

PHP友の会機関紙『若葉』より

***

 愛国心と言うと何だか自分と違った、関係のないようなことだというように今日、幻想されている点があるのではないでしょうか。しかし、自分が可愛ければ国を愛さなければならないでしょう。そういうような意味において、本当に自分が可愛ければ、国を可愛がろうではないか、国に対して奉仕をしようではないか、またお互いに奉仕のしあいをしようではないか、ということを今日ほど叫ばねばならない時代はないと思うのです。

『かえりみて明日を思う』より

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“よいことは負けないでやろう”という精神は、何としても残していかねばならないと思います。私の若いころには、掃除一つをとっても自分の家の前だけでなく、向こう三軒両隣の家の前も掃除したもので、お互いにお隣さんに負けずにやろうというところがありましたが、こうした気がまえが最近あまり見かけられなくなったのは、少々残念なことです。そういう日本の社会のよさは、ぜひもち続けたいものです。  

『リーダーになる人に知っておいてほしいことⅡ』より

***

 春があって夏があって、秋があって冬があって、日本はよい国である。自然だけではない。長い歴史に育まれた数多くの精神的遺産がある。その上に、勤勉にして誠実な国民性。日本はよい国である。こんなよい国は、世界にもあまりない。だから、このよい国をさらによくして、みんなが仲よく、身も心もゆたかに暮らしたい。

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