中島みゆき伝説のライブが“映画”に!全国へエール贈る
日本を代表するシンガーソングライター・中島みゆきが2007年に全国17カ所で行い、10万人を動員した「中島みゆきコンサートツアー2007」が、映画「中島みゆきLIVE 歌旅劇場版」として新たに生まれ変わることになった。
07年9月29日~12月27日に32公演を行った同ツアーは、「地上の星」「ファイト!」「糸」「宙 船(そらふね)」などのヒット曲を網羅。中島のライブのなかでも最高の完成度という呼び声が高く、08年に発売されたDVD「歌旅 中島みゆきコンサートツアー2007」も好セールスを記録している。
コンサートは開催地域や都市が限定されているため、中島の「全国の人々にライブの歌声を届けたい」という意向を受け、劇場版として製作されることになった。ライブの模様をデジタルで再編集し、音響も5.1サラウンドを使用することで、会場に匹敵する臨場感あふれる空間を実現。また、木村拓哉主演のTBS系ドラマ「南極大陸」の主題歌として好評を博した「荒野より」のPVロングバージョンも初公開される。
音楽評論家の田家秀樹氏は、オリジナルアルバムや映像作品と比べ、ライブ作品の極端な少なさを指摘。その理由を、コンサートツアーが「『生もの』だから」とし、このツアーが「演奏も含めて『やっとどこの会場でも変わらない』というクオリティに到達した」からこそ、映像化が実現したとコメントを寄せた。
また、東日本大震災後の12年に公開されることについて「11年は中島みゆきがこれまで歌ってきた、人と人の絆や出会いと別れについて改めて光が当たった年にもなった。その象徴的な曲でもある『糸』が歌われる映像はこれしかない」。それだけに、「歌を聴くだけではない。指の先や目の動き、言葉を伝えるだけに止まらない表情豊かな歌の力。大画面での『歌のドラマ』に打ちのめされる機会は二度とないかもしれない」と劇場版の意義を説いた。
オリコンのシングルチャートで、4つの年代にわたって1位を獲得(1970年代に「わかれうた」、80年代に「悪女」、90年代に「空と君のあいだに」と「旅人のうた」、00年代に「地上の星」)。震災後には、「糸」が被災者を勇気づける歌として、テレビやラジオの音楽番組でのリクエストが急増した。公開は、岩手・北上、宮城・新石巻、名取、福島と東北地方に拠点をもつワーナー・マイカル・シネマズを中心に展開することになった。
「中島みゆきLIVE 歌旅劇場版」は、5月12日からワーナー・マイカル・シネマズ、TOHOシネマズほか全国で公開。
(yahooニュース2012.3.30)
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やりますな!
http://www.youtube.com/watch?v=j93FpmeLxb8
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