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2012年5月 9日 (水)

【書評】『あんぽん~孫正義伝』佐野眞一著

「志」の源泉を突き止める

 リーダーの器は危機にこそ問われるもの。無責任な言動で信用を落とした政治家たちに対し、ソフトバンク社長・孫正義氏の“即断即決”は際立っていました。

 震災に際して100億円寄付、自然エネルギー財団設立。世間の目を改めて孫氏に向けさせた2011年、著者は孫氏の「志」の源泉を突き止めるため、ルポルタージュの旅に出ます。

 出生地の佐賀、中高を過ごした福岡、そしてルーツである韓国・大邱……現場でしか得られないファクトを積み上げていくなかで、著者はどのような孫正義像をつくりあげていくのか。

 泥水をすするような貧しさで育った生い立ちや、在日差別をされて頭に石をぶつけられたトラウマ(なお書名は、帰化前の旧姓「安本」の音読から「あんぽん」と揶揄(やゆ)されていた過去に由来)。

 叔父が炭鉱事故に巻き込まれ爆死したという、後の「脱原発」を因縁づけるような悲運。

本書の醍醐味(だいごみ)はこれら新事実を発見する度、孫氏本人にインタビューを行い、それがパーソナリティーに影響したのかを確かめていった点にあります。孫氏も知らない真実を掘り起こしたことすらありました。

 昨年末、最後のインタビューを終え、部屋を出た際、トイレの前で孫氏と著者がばったり出くわすと頬笑みながらこう言ったんです。

 「しかし、佐野さんの取材力はすごいですね。僕も随分勉強になりました」

 孫氏は日本を救う英雄なのか。それとも時代をひっかきまわすトリックスターなのか。国の将来を暗示する答えが本書にはあります。(小学館・1680円)

(産経ニュース2012.1.14)

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%82%93%E3%81%BD%E3%82%93-%E5%AD%AB%E6%AD%A3%E7%BE%A9%E4%BC%9D-%E4%BD%90%E9%87%8E-%E7%9C%9E%E4%B8%80/dp/4093882312

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