企業会計基準委:年金不足を全額反映 企業決算、14年3月期から
日本企業の会計基準を策定する公益機関の企業会計基準委員会(ASBJ)は10日、上場企業が年金の積み立て不足を貸借対照表に全額反映させる新たな会計基準を、14年3月期の連結決算から適用することを決めた。国際会計基準に合わせて決算の透明性を向上させる狙いだが、多額の積み立て不足を抱える企業は新たな損失の計上を迫られ、財務内容が悪化する可能性がある。
連結決算のみが対象で、株主への配当などに影響を与える単体決算については当面適用を見送る。
企業は従業員の年金や退職金の支払いに備えて資金を積み立てており、支払い予定総額と実際の積立額の差額が「積み立て不足」となる。企業にとっては一種の負債だが、今の会計基準では、在籍社員が退職するまでの平均期間で分割した額を費用計上するのにとどまり、積み立て不足の総額は注記での開示にとどまっていた。
(毎日新聞2012.5.11)
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相当数の上場企業が赤字になるのではないか。
連結決算だけにとどめてほしいよ。
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