【W杯アジア最終予選】ザックJがたくましさ発揮、初戦の硬さ感じさせず
相手GKがイングランドで活躍する名手ハブシでなければ、さらに一方的な展開になっていただろう。17本ものシュートを浴びせた日本がオマーンを終始圧倒し、最高の形で最終予選を白星発進した。「思い描いていた通りのゲーム。出場した14人全員の内容をほめたい」。ザッケローニ監督は納得の表情だった。
遠藤が「3-0は前線のタレントを見れば妥当な結果」と話したように、現実的には個人でも組織でも両チームの力量差は大きかった。ただ、舞台はW杯出場権を懸けた最終ラウンドの初戦。過去の歴史を振り返っても、硬さが出るのはやむを得ない大一番だった。
現在の代表チームにも苦い記憶がある。ヨルダンと激突した昨年1月のアジア杯初戦は、試合終了間際のゴールで辛うじて引き分け。同9月の北朝鮮との3次予選初戦も、後半ロスタイムの決勝点で何とか白星を手にした。オマーン戦に関しても、ザッケローニ監督は「ほとんどの選手がランチを食べてすぐに(ホテルの)部屋に戻っていた。何人かは緊張しすぎていた」と不安を抱えていたが、開始11分で、中央を固めた守備をあざ笑う華麗な左サイド攻撃から本田が先制点。「いい時間帯に点が取れた」(長谷部)ことで、その後の試合運びに余裕が生まれた。「選手たちはこの試合の大切さをよく理解していた」。経験豊富なイタリア人指揮官をいい意味で裏切るほどのたくましさを、重要な一戦で披露した。
(産経ニュース2012.6.3)
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組織的な攻撃と守備、レベルは10年前とは雲泥の差だ。
それにしてもこの監督、ただ者ではないな。
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