『インド進出を急ぐべき時』
1.日系企業の進出状況を見ると、中国が2万社を越えているのに対し、インドはわずかに800社程度で、その多くが大企業。中小企業にとっては、まだ遠い国のように思える。しかし、もはやインドという市場を無視できなくなっているのも事実だ。技術力のある企業であれば、「ケイレツ」を越えた取引ができるし、価格競争にも巻き込まれにくくなる。日本にいては難しい新規取引の開拓が、インドであれば可能というわけだ。進出は早ければ早いほどいい。
2.インドに進出すべき理由は次の5つある。
(1)経済成長率は中国に次ぐ高水準。
(2)将来、世界一の人口を抱える。
(3)労働や消費の担い手となる若者が多い。
(4)中間所得層が増え、消費が伸びる。
(5)日本に対する印象が良い。(94%のインド人が歓迎している)
また、日本はどのような国と思うのか、の質問に
(1)先進技術を有する国(2)経済力のある国(3)平和を愛する国、と答えている。
(参考:「日経トップリーダー」2012年3月号)
« 第141回正副会長会(熱海) | トップページ | 仙台 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 日本再建を阻む人々–奇怪な言説の主を名指しで糺す(岩田温著)(2024.12.02)
- 興国と亡国––保守主義とリベラリズム(岩田温著)(2024.11.30)
- 「リベラル」という病 奇怪すぎる日本型反知性主義(岩田温著)(2024.11.28)
- 偽善者の見破り方 リベラル・メディアの「おかしな議論」を斬る(岩田温著)(2024.11.26)
- 人種差別から読み解く大東亜戦争(岩田温著)(2024.11.24)
「経営」カテゴリの記事
- 亡国の脱税:政治とお金の大問題(大村大次郎著)(2024.08.27)
- 満州建国の大義―石原莞爾とその告白(鈴木荘一著)(2024.04.22)
- プロが厳選する 世界大恐慌が来ても絶対大丈夫な株200銘柄(久保修著、副島隆彦監修)(2024.02.27)
- 米銀行破綻の連鎖から世界大恐慌の道筋が見えた(副島隆彦著)(2023.12.28)
- クロサギ(黒丸、夏原武著)(2023.12.06)
コメント