2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

プロ野球データFreak
セリーグ順位表
パリーグ順位表

« 【ボクシング】村田、48年ぶり「金」 1ポイント差で競り勝つ | トップページ | 王道の日本、覇道の中国、火道の米国(青山繁晴著) »

2012年8月12日 (日)

【産経抄】8月12日

 

 首相の靖国神社参拝について、是とする立場から「過去の過ちを繰り返さないために参拝すればいい」という意見がある。一見もっともらしく聞こえる。だが元タイ大使、岡崎久彦氏は著書『国家戦略からみた靖国問題』の中で、こうした考え方を退けている。

▼それでは「英霊に対し『お前たちは悪い戦争のためムダに死んだ』というに等しい」からだ。岡崎氏は首相は本来は春、秋の例大祭に行くべきだとする。だが8月15日に参拝するのなら「特攻隊の戦士をはじめ、お国のために散った英霊の鎮魂のためであってほしい」と述べる。 

▼簡明で当然と思える、この首相参拝の目的が今や、どこかに忘れ去られてしまった。それどころか民主党政権になって、参拝の論議すら封じこめられている。ましてや靖国参拝が国の守りの基本でもあることなど、政治家の頭から消え去ってしまったらしい。

▼国のために戦い亡くなった人の霊に政府の代表者が感謝しに行く。それは国土や国民の命は必ず守るという意思表示でもある。決意を内外に示すことは、他国からの攻撃への「抑止力」となる。そう考えれば靖国参拝は首相にとって「義務」ですらある。

▼残念ながら、自衛官を父に持つ野田佳彦首相の脳裏にもそのことはなさそうだ。昨年9月の内閣発足時、あっさりと閣僚の参拝自粛を決めてしまった。しかも今年、参拝の意向を示している2閣僚に自粛を求める。そう記者会見で語った。

▼同じ会見で李明博韓国大統領の竹島上陸を「到底受け入れられない」と非難した。だが靖国参拝にこう後ろ向きでは「でもこれ以上コトは構えませんから」と言っているようなものである。韓国や中国は強気になるばかりだ。

(産経ニュース2012.8.12)

« 【ボクシング】村田、48年ぶり「金」 1ポイント差で競り勝つ | トップページ | 王道の日本、覇道の中国、火道の米国(青山繁晴著) »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

歴史」カテゴリの記事

日本・日本人」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【産経抄】8月12日:

« 【ボクシング】村田、48年ぶり「金」 1ポイント差で競り勝つ | トップページ | 王道の日本、覇道の中国、火道の米国(青山繁晴著) »